黄金のリゾート滞在を彩る 魅惑のホテル

ロマンティックに華麗に過ごすアマルフィ海岸の休日

風光明媚な美しさもさることながら、” 最も地中海らしさに満ちた場所”とも言われる「アマルフィ海岸」。
ロマンティックな海の情景をバックに、最もイタリアらしいといわれる心温まるホスピタリティに癒される素敵な休日――
“黄金リゾート”の魅力をお伝えしよう。

Hotel Santa Caterina -ホテル サンタカタリーナ-

世界中の人々を惹きつけてやまないアマルフィの街。
実はここにはもう一つ、一度この街を訪れてみたいと思わせる理由がある――。
「ホテル サンタ カテリーナ」という伝説のホテルをご存じだろうか。
今なお、昔ながらのイタリアのホテルのスタイルと伝統を守り続ける老舗ホテルは、この地を見守り続けてきた母なる存在でもある。

ホテル サンタカタリーナホテル サンタカタリーナ

「ホテル サンタ カテリーナ全景」。自然の造形がそのままに生かされたランドスケープ。ホテルを彩る花や木々は日々、庭師たちによって大切に育まれ、ゲストを微笑みで迎えてくれる。

プライベート感のあるテラスやパティオでゆったり105 とした時間を過ごすのもこの宿での滞在の楽しみだ。


アマルフィの愛と喜びがつまった賓客の宿

アマルフィの街を最も美しい場所から望む最高のロケーション。リバティ様式の品格ある白亜の館はまさに歴史あるグランドホテルの風格を醸しだしている。
目を見張るほど壮大な敷地にはスパ、庭園、プール、そしてレモン畑や菜園など「アマルフィ海岸」らしいエッセンスがふんだんに散りばめられている。絶壁の岩山を突き抜けるエレベーターで数百メートル降りると、右に進めばレモンの花咲く庭といくつかのスイート・ヴィラ。左へ進めばプライベートビーチ… と、まるで秘密の花園のような壮大な敷地をワクワクしながら探索する愉しみがたまらない。
アマルフィの海を贅沢に独り占めできるその類いまれなロケーションは一世紀も前から文学、ファッション、映画界の多くの著名アーティストたちのお気に入りの場所となった。数多くの映画や文学作品の舞台となった「サンタ カテリーナ」だが、近年ではカール・ラガーフェルド率いるシャネルの一連の広告スチールもこのホテル内で撮影され、クラウディア・シーファーが滞在した風光明媚なスイートはシグニチャールームになっている。

ホテル サンタカタリーナホテル サンタカタリーナ

ロマンティックなハネムーンスイート
〝ロミオとジュリエット〞。このホテルのスイートにはエリザベス・テイラーやリチャード・バートン、アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットが滞在しており、その時の趣をそのまま残しているという。右は同スイートのプライベートプール。


1904年に小さな宿として開業して以来、「ホテル サンタ カテリーナ」はこの地に代々根を下ろしてきた貴族、ガンバルデッラ一族によって直接経営されてきた。この地の栄光と盛衰、そして美しさを知り尽くした一族が愛情をこめて育んできたホテルは、アマルフィ特有のライフスタイルと歴史の面影が壮大な空間の中に見事に描き出されている。67室の客室はそれぞれに個性的に設えられており、一つとして同じものがないのもこのホテルらしい。
このホテルの醍醐味は何を置いても、その遮るもののない海の光景と自然との一体感だ。部屋からもレストランからも、そしてロビーからもどこから目をやっても、エレガントな青の情景に包まれて一日を過ごす幸せ。地中海の懐に抱かれる醍醐味を真に感じさせてくれる。
一人ひとりのゲストをファミリーの一員のように大切にする昔ながらのイタリア式のおもてなし。「ゲストの心と想い出の中に残ることを一つでも多くして差し上げるのが私たちにとって無上の喜びです」と、いう勤続26年のオテル・ド・メートルのピーノさんの言葉がこのホテルの心意気を見事に語ってくれた。

ホテル サンタ カテリーナホテル サンタ カテリーナホテル サンタ カテリーナ

レストラン「サンタ カテリーナ」。土地の恵みをダイナミックに味わえる正統派の料理がこのホテルの真骨頂だ。


Hotel Santa Caterina
S.S. Amalfitana 9, 84011 Amalfi
日本での予約・問い合わせ:ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
TEL. 0120-086-230
(月~金 9:00~18:00/土・日・祝を除く)
http://jp.lhw.com/santacaterina(日本語)


Il San Pietro Di Positano -イル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノ-

太陽と海の織りなす壮大なパノラマ。
360度の絶景に身を置くと、しばし、自らがどこにいるのかを忘れてしまうほど自然の懐に溶け込んでいるのを感じる。
時の移ろいも忘れ、ただただ止まったかのような無垢な静けさと向き合うこの上ない幸せの時間――。

イル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノイル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノ

「アマルフィ海岸」の贅沢なパノラマを一望できる壮麗な岸壁の上にたたずむ。プールからの眺めも最高だ。

太陽と海の織りなす壮大なパノラマ。
360度の絶景


スケールの大きいもてなしに酔いしれる

ポジターノの市街からアマルフィ方面に約1.5キロ。車で5分程の場所に位置する「イル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノ」。東側に位置するプライアーノからポジターノ以西までの贅沢なパノラマを一望できる壮麗な岸壁の上にたたずむ。
現在の施設は1970年に開業した当時のものだが、このホテルの本当の創業は1934年にさかのぼる。創業者の故カルロ・チンクエ氏は当時、まったく世界に存在すら知られていなかったポジターノの街に世界中から人々が訪れ、笑顔で滞在する姿を思い描き、自らの住処を改装して小さな宿屋を始める。創業者のもてなしの心と夢から始まった小さな宿は、後にポジターノの、そしてイタリア流のホスピタリティの象徴とまで言われる老舗ホテルへとなったのだ。
1984年には「食とおもてなしによる、より豊かな世界」を掲げる最高レベルのホテル・レストランの組織「ルレ・エ・シャトー」に加盟。集う人々を友や家族のように大切にし、日々対話を重ねることを習慣としていたカルロの心意気は、今なお、後を継ぐファミリーやスタッフ一人ひとりによって脈々と受け継がれている。どんなにきらびやかに設えても、どんなに豪華なスイートを作ったとしても、我が家に足を運んでくれた客への主人としてのもてなしの心をひと時も忘れない。
このホテルのもう一つの魅力は何といっても食だ。メインダイニングの「ZASS」は、現在ミシュラン一つ星を獲得している。ベルギー出身のシェフ、ファンランゲネカー氏の生みだすイタリアンは、氏の故郷である西ヨーロッパの洗練された食文化と地中海の最高の食材が見事に融合し、ポジターノの自然美にも負けないほどの美しさとみずみずしさを呈している。ルレ・エ・シャトーのヴィジョンでもある土地の恵みと食の伝統をしっかりと踏襲しながらも、斬新な視点と技が生みだす繊細なマジックは、国際性豊かでグルメなゲストたちの舌を毎晩うならせている。
客室もまた創業者の遊び心が反映されたかのような個性的なインテリアがいやがうえにも高揚感を誘う。もはや、オーソドックスなものでは飽き足らない旅の上級者たちにグラマラスな滞在の醍醐味を約束してくれること間違いなしだ。
ホスピタリティの真のプロたちが繰り出す「サン・ピエトロ」流のスケールの大きなもてなし。そんな唯一無二の思い出が、訪れる者たちの心にポジターノの美しさをさらに深く刻んでくれるに違いない。

イル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノイル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノイル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノ

メインダイニング「ZASS」のグラマラスな光景。毎晩、世界中のグルメたちが華やかに集い、社交を繰り広げる。
「ZASS」で振舞われる料理は、斬新な視点と技が生みだす繊細なマジックで舌の肥えたゲストたちを毎晩うならせている。


イル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノイル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノ

夜の帳が下りるとポジターノの街の美しい夜景も一望できる。

ユニークでグラマラスな客室。創設者カルロの元に集ったグレゴリー・ペック、バーブラ・ストライサンド、ダスティン・ホフマン、そして近年ではジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニーなどの夢の語り手たちがこよなく愛した空間だ。写真はシグニチャールーム。


イル・サン・ピエトロ・ディ・ポジターノ

Il San Pietro Di Positano
Via Laurito 2, 84017 Positano
日本での予約・問い合わせ
ルレ・エ・シャトー予約センター:TEL. 0800-888-3326(月~金 9:00~17:00)
http://www.ilsanpietro.it/it/(英・伊語)


Belmond Hotel Caruso -ベルモンド ホテル・カルーソ-

美しいラヴェッロの街とサレルノ湾の全景をも望むという息をのむようなロケーション。
中世の貴族の館での滞在は、一枚の絵のようなこの完璧な光景が一挙に自分のものになるということを約束してくれる――。

ベルモンド ホテル・カルーソベルモンド ホテル・カルーソ

世界一美しいインフィニティ・プールといわれる。アマルフィの海との一体感に時が経つのも忘れる。

ロビー空間。中世期の文化遺産がそのままに生かされたエレガントな内観だ。


中世の館の主人公になる

ラヴェッロという街の最も美しい地区、サン・ジョヴァンニ・デル・トーロ通りを抜けた広場に位置する「ベルモンド ホテル・カルーソ」。世界中に46軒のラグジュアリーホテル、豪華列車、リバークルーズを展開する「ベルモンド」が満を持して旅の上級者におすすめするホテルだ。ラグジュアリーな旅のスペシャリストのブランドならではの魅惑的な空間とロケーションを誇る。
かつての貴族の館にふさわしいエレガントで格調高い客室は、他のホテルでは考えられないほどゆったりとした間取りが取られており、格別の寛ぎのひとときを与えてくれる。
館内のところどころに見られる天井や壁面のフレスコ画。11世紀から大切に守られてきた文化遺産は静謐で荘厳な雰囲気を醸しだす。かと言って、客室のインテリアや廊下などの共用部分は現代的なライフスタイルにマッチした機能性と利便性をしっかりと兼ね備えており、ゲストが快適に過ごせるよう細部に至るまで完璧な工夫と調和がなされている。
段々畑のような美しい庭園を散策したり、アマルフィの海に吸い込まれるように広がるインフィニティ・プールでリラクゼーションしたりと、まるで空中都市に滞在しているかのような非日常性を堪能できるのも大きな魅力だ。
この宿もまた食の愉しみは尽きない。メインダイニングの「ベルヴェデーレ」では、イタリアを代表するスターシェフ、ミンモ・ディ・ラファエーレ氏のファンタジーあふれるイタリアンを存分に堪能できる。
ミラノ、ナポリ、そして東京と様々な都市でセンセーショナルな成功を納めてきミンモ。その独創性とアイロニーに満ちた”主張する皿”はセレブリティからの絶大な支持を得ている。食する者の五感を揺さぶるようなストーリーと力強さ。食の意義を改めて考えさせてくれる革新的なマエストロだ。
折り目正しく、活気あふれるスタッフの鮮やかなチームワーク。「僕たち一人ひとりのことを思い出して、戻ってきてくれる世界中のゲストたち。そんな素敵な出会いがここアマルフィという地で働く魅力なんです」と目を輝かせて語ってくれた。

ベルモンド ホテル・カルーソベルモンド ホテル・カルーソ

エクスクルーシブ・スイート。ナポリの伝統的な建築の様式が踏襲された品格のあるしつらえ。ラヴェッロの洗練された自然と景観に呼応するかのように、シックな色使いが心地よい。

バーカウンターもエレガントでシック。食後のワンショットも優雅に。


ベルモンド ホテル・カルーソベルモンド ホテル・カルーソベルモンド ホテル・カルーソ

前菜〝春の庭〞。シェフのファンタジーと土地の恵みが絶妙に調和したストーリーあふれる一皿。

ラビオリもシェフの手にかかるとこんなにスタイリッシュに。

日本風のわらびもちを思わせるエキゾチックなデザート。ナスの上げチップスとポップコーンパウダーが用いられたユニークな一皿。


ベルモンド ホテル・カルーソ

Belmond Hotel Caruso
Piazza San Giovanni del Toro 2,84010 Ravello
日本での問い合わせ:TEL.03-3265-1200
http://www.belmond.com/ja/hotelcaruso-amalfi-coast/(日本語)