今回レースのベースとして選ばれたのはルグラン軽井沢ホテル。緑濃き南軽井沢の7万坪の敷地内に建ち、そのクラシカルな佇まいはヒストリックカーレースによく似合う。梅雨前の貴重な晴れ間となった一日目、今回は白馬山麓を目指してレースはスタート。上田・長野を抜けて白馬八方へと向かう。まだ残雪の残る美しい白馬連峰を背景に、参加者は気持ちよさそうに、笑顔で愛車を走らせていた。二日目も天候に恵まれ、ギャラリーの集まる軽井沢発地市庭をスタート、森泉郷別荘地から湯の丸高原を抜けて軽井沢町役場へ。参加者全員が存分に楽しめた快適なレースが終了した。
今回総合優勝を果たしたのは 1957年製のMG Aで参加の岩片氏。二位には1973年製のDINO 246 GT で参加の福田/竹村氏、三位には1964年製のVOLVO
122Sで参加の砂原/高平氏がそれぞれ受賞した。また白馬八方で特別に行われたジムカーナでは1964年LOTUS ELAN S2の島田政一さん、阿久津典子さんが優勝した。参加者皆、軽井沢でのまたの再会を誓いつつ、軽やかなエンジン音を響かせて高原を後にしたのである。
トップで一日目の休憩に入るALFA ROMEO GIULIETTA SPIDER。ドライバーの早迫博光/早迫大志朗さんは毎年のように親子で参加されている。
ブルーグレーの雰囲気のあるカラーリングと独特の曲線美も美しい1960製の PORSCHE 356 ROADSTER。
非常に希少なフランス車である1965年製のMATRA BONNET(JET)ロングノーズに特徴のあるミッドシップレイアウト車。
多くのレースに参加しているのだろうステッカーチューンされた1964年製のVOLVO 122S。時代を感じさせるデザインに懐かしさをおぼえる。
1960年製のALFA ROMEO GIULIETTA SPIDER。ピニン・ファリーナデザインの流麗なボディは今もなお惹きつけられる。
ツートンカラーがお洒 落な1957年製のAUSTIN HEALEY100-6。可愛らしいフェイスマスクが人気のモデルだ。
スタイリッシュでコンパクトな1964年製のLOTUS ELAN S1。こんなお洒落な車で夏の海辺を流してみたい。
レース参加者のコックピットをのぞくとレースに必要な計器がいっぱい備えつけられている。
今回の大会のベースホテルとなったルグラン軽井沢ホテル&リゾーツ。広大な敷地の中にクラシカルでラグジュアリーな雰囲気の最新ホテル。
【ルグラン軽井沢ホテル&リゾート TEL 0267-48-0099】