日本の名工ならではのハンドワークの粋を極めた芸術作品のような時計、Art Piece Collectionから、悠久の時、和歌を通じ、昔の歌人と現代人の心が一瞬にして繋がる感動を表現したモデルが誕生した。
ジュエリー作家、※塩島敏彦氏の手作業による唯一無二のダイヤル、龍村美術織物製のストラップが雅の世界観を引き立てる。
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クレドール
Art Piece Collection GTBY999
「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」。美しく輝く夜空を海に喩えて、大きな月は海を渡っていく船、満天の星は海の周辺の林に見立てた幻想的な心象風景。柿本人麻呂が飛鳥時代に詠んだ上記の歌から着想を得ている。ダイヤルベースは黒蝶貝。三日月はイエローゴールドのピクウェとダイヤモンド。月にかかる雲は立体的なターコイズと白蝶貝。煌めく星は様々な厳選素材を用いて匠の技により表現されている。
こちらもハンドワークの極み。18KWGケース。ピクウェダイヤル(黒蝶貝・ターコイズ・白蝶貝・24KYG・18KYG・プラチナ900・18Kグリーンゴールド)。ダイヤモンド合計114個(0.63カラット)。紺色のクロコダイルストラップ。和歌の世界観に通じる龍村美術織物製ストラップ付属。手巻。キャリバー6890。シースルーバック。耐磁。日常生活用防水。18KWG製美錠。縦36.0mm、横30.0mm、厚さ7.6mm。限定5本。616万円(税込)。4月下旬発売。
▶︎商品ページ
※塩島敏彦氏:16世紀末頃から聖職者への献上品としてフランスで作られたのが始まりとされるピクウェは、時代の変化とともに100年程前に技術は消失し、再現困難で幻の技法とも呼ばれていた。そのピクウェ技法を、塩島敏彦氏がアンティークのピクウェの研究などを通して復元に成功。塩島氏は現在も世界で唯一のピクウェ作家として知られている。
※ピクウェ:蝶貝・象牙・べっこうなどの有機物の母材に貴金属を嵌め込む高度な特殊象嵌技法。母材と地金により生み出される独特の柔らかい光が特徴で、地金面に彫金を施すことで輝きが増す。
※両モデルのモチーフとなった和歌2首の出典:柿本人麻呂「万葉集」(第七巻)、紀貫之「古今和歌集」(第一巻)