ドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネ

The Power of Creation 神秘的で華麗な世界が炸裂した「DP×DP」トーキョー・ナイト

世界を席巻するファッションアイコン ダイアン・ペルネ。ファッションとフィルムの可能性を求めてつねに創造し、発信し続ける彼女の生き方は、ファッション愛好家のみならず、美しいものを愛する人々を魅了してやまない。
昨年12月1日、彼女の主催するファッション短編映像の祭典―ASVOFF―が東京で開催されたと時を同じくして、ドン ペリニヨンのVIPディナーに登場。「創造の力」をテーマに掲げるドン ペリニヨンの華麗な世界に華をそえた。

ドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネ

この日、ゲストに供された一本。ドン ぺリニヨン ヴィンテージ 2004。

会場ではASVOFFの優秀作品も紹介され、ゲストたちも真剣に見入っていた。

ドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネ
ダイアン・ペルネ (c)Miguel Villalobos

― A Shaded View on Fashion― 世界中で人気の彼女のブログのタイトルこそ、ダイアン・ペルネその人を語るにふさわしい。神秘的な雰囲気が漂う独特な風貌。その姿は彼女がファッション愛好者の中でカルト的な存在であることを一目で感じさせる。”shaded〈陰のある〉”という言葉は、いつもサングラスを忘れない彼女がそれを通して覗く世界観と、少し斜に構えたファッションに対する目線をもじって表現しているのだという。
このブログはいまやファッションに興味のない人々までもを虜にしているという。ここでは彼女が出会い、見て感じたことについて独自の視点で語られる。それは彼女の見たもの、聞いたものすべてが今もっともホットでカッコいいと思わせる不思議な求心力を持つ。
しかし、ダイアンは単に楽しいものや綺麗なものを紹介するだけではない。そこにはファッションを媒介にして創造的かつ革新的なものを追求することのすばらしさと美しさを人々とともに分かち合いたいというひたむきな想いが感じられる。その彼女自身の挑戦的で前向きな生き方こそが人々を惹きつけてやまないのだろう。
彼女のキャリアの原点はフィルムメーキングにあるという。アメリカでの活動の後、パリに移った彼女は様々なクリエーターとの出会いの中で、ファッションというものをフィルムを通してアピールすることの醍醐味を見出したという。
いわゆるパブリック・リレーションとしての枠を超えたファッションとフィルムのかけはしとなるような芸術性の高いショートフィルムの可能性を生み出すことでファッションというものの概念を変えた。そして、それはクリエーターはもちろんのこと、企業人や教育に携わる人々をも結びつける相乗的な交流の場を作りだした。
その一つの形としての彼女の想いが収斂されたのが、いまや世界各地で開催されている― A Shaded View onFashion Film― だ。
ダイアン・ペルネ自らがキュレーションする、世界初のファッション・スタイル・ビューティーをテーマにした短編映像祭。2008年からパリでプレミアが行われて以来、スペイン、ロシアにいたるまで開催のオファーは引きも切らないという。今回は2013年の11月から12月にかけて東京でも開催された。

ドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネ

ゲストにペルネ女史が紹介される間も、この日の為だけにASVOFFとドンぺリニヨンのチームで制作された映像が壁一面に投映された。

ドン ペリニヨン×ダイアン・ペルネ
今宵の主役、ダイアン・ペルネ女史(左)とドンぺリニヨンのブランドアンバサダー ロレダーナ・ディ ポルチーア ェ ブルニェーラさん(右)。

東京でのASVOFFが終幕したその夜、ドン ペリニヨンが定期的に主催しているVIPディナーにダイアン・ペルネが姿を現した。
ドン ペリニヨンが「創造する力」をテーマに掲げて趣向をこらす一夜限りの夕べ。NYやパリと並ぶファッション都市でダイアンを招いての創造的空間が出現したのだから、これは世界的にもホットなニュースに違いない。世界を席巻するファッションアイコンの醸しだす雰囲気と、この日のためだけにドン ぺリニヨンとASVOFFのクリエーターが共同で制作したという未公開のプロジェクションマッピングが投影される空間で起こる化学反応は、時空間を超えて研ぎ澄まされた感性を持つゲストたちのアンテナを震わせたようだ。
ヴィンテージな味わいと洗練されたファッションフィルムの絶妙なカップリング。あたかも、この二つのもつ世界には神秘、タイムレスな美の追求、そして何よりも創造への力強い信念が共存しているかのように思える。
さらに”A Shaded View on Food”と題したフレンチの饗宴。気鋭のクリエーターシェフ高澤義明氏によるダイアンをイメージしたひねりのきいた一品ひと品が、ドン ペリニヨンのヴィンテージと相まって会場を大いに沸かせていた。各々のもつ創造性は三位一体となってエキサイトした五感に語りかける。
ドン ペリニヨンのブランドアンバサダー ロレダーナ・ディ ポルチーアェ ブルニェーラ女史はこう語る。
「300年以上もの間、ドン ペリニヨンは『The Power of Creation(創造の力)』をもとにシャンパンの新たな可能性を模索してきました。創設者の想いは、今でもドン ペリニヨンがつねに時代の最高のクリエーターたちとともにコラボレーションをし続けていることにも表れています。定期的に開催されるVIPディナーは、私たちの誇る最高のチームとゲストクリエーターのコラボレーションによる一夜限りの特別な演出で、ドン ペリニヨンをこよなく愛するVIPのみなさんにその深い味わいをより楽しんでいただくための一つの革新的な試みなのです」。
ドン ペリニヨンとダイアン・ペルネの神秘的で華麗な世界が炸裂した「DP×DP」トーキョー・ナイト。この夜、ダイアンはその卓越した審美眼で何をとらえ、何を感じたのだろうか。
未知なる世界へのあくなき創造心を求めて世界を駆けるダイアンと、ドン ペリニヨンとの出会いによってもたらされた特別な一夜。ゲストたちも最後まで会場の熱気に包まれていた。

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写真左/今宵のもう一本、ドン ぺリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2003。
写真中/ペルネ女史をイメージした料理が供された。料理のテーマは”A Shaded View on Food”。