１５０年紡がれる『ルイ13世』のレガシー

１８７４年、ポール・エミール・レミー・マルタンによって創り上げられた『ルイ13世』。類い稀なテロワール、フランス・コニャック地方のグランド・シャンパーニュで育まれたブドウのみを使用し、ティエルソンと呼ばれるオーク大樽で熟成される１２００種ものオー・ド・ヴィー（原酒）を厳選してブレンド。およそ１５０年の長きにわたり、変わらぬ味を守り続けるプレミアムコニャックの最高峰は、悠久なる大地の恩恵を享受し、ともに寄り添う造り手たちの叡智の結晶だ。　
その中核をなすのが5代目セラーマスター、バティスト・ロワゾー。伝統のクラフツマンシップを継承し、独自の感性と創造性を発揮し、先代たちが大切に見守ってきたオー・ド・ヴィーの管理から『ルイ13世』と成り得るオー・ド・ヴィーの選別を行うなど、未来へ紡ぐ美酒造りの重責を担っている。

自然がもたらす奇跡の偶然『レア・カスク』コレクション

オー・ド・ヴィーと向き合う日々で、バティスト・ロワゾーは、ファミリーエステイトであるドメーヌ・デュ・グロレのセラーで思いがけないひとつのティエルソンと巡り合った。
樹齢１００年を超えるフレンチオークの大木から作られたティエルソンは、それぞれ熟成の間にさまざまな変化を遂げ、「謎めいた、予測不可能なアロマの特徴」を持っているという。その中でも極めて独特な香りと味わいを放つ唯一無二の存在、それが『レア・カスク４２・１』だ。
レア＝希少、カスク＝樽を意味する『レア・カスク』は、人間が恣意的に造り出すことはできない、自然と時がもたらす偶然の産物。これから先、出合える確証はなく、まさに〝神のみぞ知る〞といったコレクションなのだ。その奇跡のストーリーは、４代目のセラーマスターであるピエレット・トリシェの発見が始まり。２００９年に初お披露目された『レア・カスク４３・８』、２０１３年『レア・カスク４２・６』と、輝かしい功績は伝説と讃えられる。そして第３弾となるこの『レア・カスク４２・１』は実に10年ぶりのリリース、しかも世界でわずか７７５本限定の希少価値という一報に、多くのコレクターが大歓喜したことだろう。
彼らを魅了するエッセンスのひとつが、バカラ製デキャンタ。希少なブラック・クリスタルを使用し、１本１本熟練職人の緻密な手仕事によって作られている。デキャンタのネックはゴールドとロジウム仕上げ、リングにはフランス王家の紋章として知られるフルール・ド・リスをイメージした４角柱のパターン彫刻が施され、自然と時によってもたらされた奇跡の逸品『レア・カスク４２・１』にふさわしい、サヴォア・フェール（職人の叡智）が息づく芸術品だ。

崇高な１杯を味わうプレミアムな体験

２０２３年３月に発表された『レア・カスク４２・１』。すでに手にした方もいらっしゃるだろうが、崇高な味わいをグラスで嗜むことができる贅沢なエクスペリエンスが実施されている。
コニャック愛好家のために、日本で唯一の会場として選ばれたのは、今年度のアジアのベスト・バー50にランクインしたフォーシーズンズホテル東京大手町内の「VIRTÙ」。フランスのヴィンテージ・スピリッツと入手困難なコニャックの世界有数のコレクションで名だたるこのバーは、東京とパリの融合を体現したラグジュアリー空間がひと際華やか。奇跡の美酒の世界観にも相通じる場で、時空を超えた夢のようなひとときに浸りたい。

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(1)自然と時、そしてセラーマスターの叡智が調和し、唯一無二のアロマを放つ『レア・カスク42.1』。(2)先代のセラーマスター、ピエレット・トリシェとともに、独特なアロマをテイスティング。(3)～(5)『レア・カスク』の希少性を際立たせるデキャンタ。バカラの職人たちの丹念な手仕事と想いがにじみ出る真なる美しさ。(6)コニャック愛好家のために用意されたフォーシーズンズホテル東京大手町「VIRTÙ」で特別な一夜を。

ルイ13世 レア・カスク 42.1
6,500,000円（税別）