モナコ王室をはじめヨーロッパの星付きレストランのシェフたちが、こよなく愛する高品質エキストラバージンオリーブオイル『チェントンツェ』。イタリアシチリア島西部、セリヌンテに位置する農園では1953年の創業以来、有機農法による栽培を守り続けている。海を望む丘陵に広がる畑には、樹齢100年をも超えるオリーブがたわわに実をつける。太陽と潮風をたっぷりと浴び、ミネラル分豊富な土壌で育まれたその実を一粒一粒手摘みし、12時間以内に低温圧搾。このこだわりの製法が、えもいわれぬフレッシュな香りと、深い味わいをもたらす。「初めて試飲したとき、思わずグビグビ飲んでしまったんです。軽やかで生まれたてのような爽やかな香りで、ガツンとインパクトはない。ところが後味がすごくて、深い余韻が口中に広がるのには驚きましたね。苦味や辛味もほとんど感じず。主張しすぎない、まっすぐな味わいには生産者の誠意のこもった仕事、気持ちがにじみ出ています。“シンプルイズエレガント”がテーマの当店では、まさに素材を十二分に引き立てる名脇役です」と佐藤烈貴シェフ。

あらゆる素材と相性がいいと太鼓判を押すシェフだが、とりわけお気に入りは魚の蒸し煮だそう。奇をてらうことなく、ひと塩かけて低温で蒸した魚の付け合わせの野菜などに、このオリーブオイルをからめるだけ。シンプルゆえに素材の持ち味を生かすシェフの技と感性、そして『チェントンツェ』が共鳴し合い、新たな味わいに。そんな甘美な出合いを楽しみに訪れて。

昨年3月にリニューアルオープンした『アルマーニ／銀座タワー』の10〜11階に位置するリストランテ。