今回、主催となった、シンガポールに本社を持つ、プロパティアクセスの風戸代表にお話を伺った。
今回のイベントはどんな趣旨で開催されたのでしょうか。
「まず、今回の催しは日本の投資 家に投資の幅や視野を広げてほしい、という思いから始まりました。本社のあるシンガポールから見ると、世界の投資家のポートフォリオに海外不動産が入らないことはほぼありません。日本人投資家はやや保守的とも思われますが、将来的に投資をお考えの方も海外に目を向けることは必要です。参加者からは、『これまで多くの海外不動産情報を一度に知ることは出来なかった』『海外のデベロッパーと直接話すことがで きた』『セッション登壇者が国際色豊かで、なかなか会えない人と会えた』とプロ、セミプロの投資家の方々にも満足いただけたようです。」
集まった企業の反応はいかがでしたか。
「参加企業の多くは海外の上場企業、それぞれの国のトップクラスの企業かつ、企業のオーナー、社長、役員が多数来日され、『初めてこのような大規模なイベントに出展したが、日本の力強さを感じた』『日本の投資家がとても賢く勉強熱心なのに驚いた』『参加者には多くの日本企業の役員クラスも来ており、 得難いネットワーキングの機会となった』とこちらも好評をいただきました。」
2018年以降のアジア不動産市場はどうなるのでしょう。
「本年より、当社は日本の投資家の安全な投資を支援する体制を整えます。東南アジアの不動産クオリティは年々向上して、経済成長とともに堅調な不動産価格の上昇が見込まれています。一方、海外不動産は今まで不透明で、安心安全な取引が 期待されていました。我々はテクノロジーを活用しながら不動産適正価格の見える化、購入後の収支予測をサポートしていきます。そして、アセットマネジメント担当が投資家に寄り添ったアドバイスをする、オン ラインだけではない投資支援サービスを展開する予定です。」
今後もアジア不動産投資市場の動きから目が離せそうにない。
主催のプロパティアクセス代表の風戸裕樹氏。海外不動産売買の新たなプラットフォームを構築しようとしている。
ベトナム・カンボジア・マレーシアなどアジアで広範囲に大規模開発を手掛ける株式会社クリード代表取締役の宗吉敏彦氏。
ロパティアクセスの公認アドバイザーを務める日本大学教授の清水千弘教授が「フィリピンで行う先進的価格推定モデルとテクノロジーが果たす役割」を解説。
フィリピンの高級コンドミニアムやオフィスビルなどを手がけるロックウェルのブース。駐在員にも人気が高い。
フィリピン、セブ島などでゴルフリゾートなどを建設・販売する DUROS LAND のブース。
シンガポールの超高級物件を扱うシンガポール・クリスティーズも今回のイベントに参加。
左から/名刺交換会となったネットワーキングドリンクの会場には多数の来場者が参加。 スペシャルゲストとして華を添えた、2016年ミスインターナショナルのカイリー・パーゾサさん。プロパティアクセスのマネージングダイレクター・フィリピンに就任。
左から/初日は平日、悪天候にも関わらず、午前中から多くのビジネスマンが会場に集まって来ていた。 会場には若手投資家も含め幅広い世代の方が訪れていて熱気にあふれていた。その場で仮契約が成立しているブースもあったようだ。
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