一流に学ぶ
本物と出逢い、本物を知る。一流と出逢い、一流から学ぶ。
最上のものに出逢ったのなら、最上からスキルを学ばない限り、
本当の満足は得られないだろう。すべてを知り尽くし、
最上を目指すあなたへ。一流に学ぶ4サロンとの出逢い。
>>華麗なる食卓芸術の美
>>しあわせの色彩
華麗なる食卓芸術の美
今田美奈子食卓芸術サロン主宰 今田美奈子
社交界のテーブルを華麗に彩り、料理やお菓子とともに最高のもてなしを演出する食卓芸術。
贅の限りを尽くしたルネサンスや華やかなりしヨーロッパ貴族への憧れの象徴として、時代を超え数多くの女性から羨望のまなざしを集めている日本の食卓芸術の第一人者 今田美奈子さん。このヨーロッパ伝統芸術を日本に伝え、これまで数々のブームを巻き起こしてきた。
現在もテーブルセッティングをはじめ、自身の食卓芸術の世界を教える傍ら、昨年には念願のミュージアムティーサロン『サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ』をオープンさせた。
“国際教養”というライフスタイル
高度経済成長期に沸く日本。当時、食卓芸術は日本ではまだ一般的ではなかったが、今田美奈子さんは育児に追われながらも、長年惹かれ続けていたヨーロッパの伝統文化を学ぶために渡欧。ヨーロッパ諸国で食卓芸術に触れるとともに、そこで得た感動を日本に伝え独自の世界観を展開。日本に国際教養というライフスタイルを定着させ、現在では本国ヨーロッパでも認められる食卓芸術の第一人者となった。食卓芸術の指導をはじめて今年で34年。国内はもとより、近隣諸国からも今田先生の元に学びに訪れ、現在までに5千人の卒業生、お菓子教室など短期のものを含めると2万人もの生徒が巣立っていった。
「私どものサロンはプロを育てる教室ではありませんが、国際水準の教養としてのお菓子教室からシュガーデコレーション、テーブルセッティング、プロトコール(国際水準の儀礼)・マナーといったライフスタイル全体を指導しており、ライセンスや称号を授与しています。シュガーデコレーションは日本ではあまり馴染みが無いように聞こえますが、ヨーロッパでは19世紀のヴィクトリア女王の時代から伝わる伝統的な慣習です。私どもはダイアナ妃ご成婚のときにセントポール寺院に飾られたロイヤルウェディングケーキの制作者メリーフォード女史の元で学び、現在サロンで教えています。またプロトコール・マナーは、グローバルな時代だからこそ求められる、世界共通の礼儀作法ですが、決して大仰なものではありません。サロンでは、わかりやすく系統立てて説明し、ライセンスも発行します。また実際の海外研修も行っています。サロンには全国から多くの参加者が集まり、皆さん大きな感銘を受けてくださいます。ここを卒業し、各地でサロンを開講されている方もたくさんいらっしゃいます」
マリー・アントワネットの贅沢
34年にわたり食卓芸術に携わる今田美奈子さんにとって、マリー・アントワネットは特別な存在。
「誰もが知っている、わがままいっぱいの悲劇のお姫様マリー・アントワネット。ルイ14世からはじまるヴェルサイユの100年の歴史の中で、比類なき華やかなヴェルサイユの文化は、まさに華麗なる王朝の夢ですよね。彼女はそこにどっぷりはまり込んで、最後はとても可愛くて簡素な離宮に閉じ籠ったそうです。広大なヴェルサイユ宮殿のどんな豪華な場所よりもシンプルで美しい本当に簡素な離宮に行き着いたというのは、マリー・アントワネットの贅沢ですね」
昨年、今田先生は念願のミュージアムティーサロン『サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ』を新宿にオープンさせたが、そこは今田美奈子とマリー・アントワネットの世界が融合した、まさに夢の離宮。
「それまでは書籍や展覧会などで全国の皆様に食卓芸術の世界をご紹介し、テーブルセッティングやお菓子作りを指導してまいりましたが、当初から私が積み重ねてきた世界観を表現し、私のお菓子を実際に召し上がっていただく空間を作ることが理想でした。そして昨年、念願のサロンをオープンしました。内装はマリー・アントワネットの王宮をイメージしています。ルイ16世様式といって、ロココの曲線の華やかさから時代の声で無駄を取り去った、とても愛らしく華やかで可憐なスタイル。決して華美なものではなくゴテゴテしていません。全部がシンプルですよね。このスタイルが食器や家具調度などに踏襲されています。サロン内には19世紀フランスのステンドグラス作家の第一人者レオン・オーギュスト・オッタン作のステンドクラスをはじめ、1860~70年代のシャルル・クリストーフル作の銀製ワインボトル・キャリアーなど200点余りの貴重な美術品を展示しています。現在はこのサロンを中心にセミナーを開催するほか、アンティークピアノを囲んだコンサートやトークショーなど、様々なイベントを開催しています。素敵な美術品に囲まれながら、『お姫様のお茶会』や『王様のおやつ』などのお茶会もお楽しみいただけます。ここは、今田美奈子の世界を具現化したサロン。そして皆様の夢を現実に味わっていただく場所なのです」
現代のマリー・アントワネット
時代が流れるに従い、現在フランスやイギリスで食卓文化を学ぶことは困難になっているそう。そこで今田先生は日本を拠点にヨーロッパの美しい伝統文化を受け継ぐ数少ない継承者として、2003年フランス政府芸術文化勲章を授与された。
「高貴な生まれのマリー・アントワネットは時代の豊かさを経て、最後まで国民の気持ちを理解しないまま生涯を終えたお姫様。それは現代の日本人のお嬢様たちの考えにピッタリ一致します。戦争の悲惨さも知らず、生まれたときから本物を見て触って育ち、一流のブランドを身につけ、知識も貯えている。ヨーロッパ文化が自然と身に付いてはいるけれども、人の気持ちがわからないほど豊かな中に暮らしている。そんなお姫様たちが歴史上の人物ではなく、とても身近な存在になっているのです。グローバル化社会の現代だからこそ、正当な礼儀作法を身につけ、レディとして日本を代表して世界を舞台に活躍していただきたいですね」
今田美奈子 – Minako Imada
今田美奈子食卓芸術サロン主宰。
国際食卓芸術アカデミー協会会長。
2003 年フランス政府芸術文化勲章受章。
ヨーロッパ各地でお菓子や食卓芸術を学び、スイスやドイツの国立製菓学校より金賞受賞。サロンとともに展覧会も開催し、4年前に行った30周年の展覧会には10万人が訪れた。
著書に「貴婦人が愛した食卓芸術」「お菓子と食卓のファンタジー」(ともに角川書店)「新・セレブリティのテーブルマナー」(主婦の友社)他多数。
サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ
昨年、新宿髙島屋4階にオープン。今田先生の夢の世界を現実に楽しみ、学び、ランチやお茶・お菓子を味わうことができるミュージアムティーサロン。マリーアントワネット様式の空間に、数々の美しい美術品が並ぶ。マリーアントワネットの物語やお菓子を召し上がりながら、悠久の時に思いを馳せてみてはいかがですか。
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2
新宿髙島屋4階
TEL 03-5361-2992
www.imada-minako.co.jp
プロトコール(国際水準の礼儀)・マナーコース
今田美奈子の幸運を呼ぶプロトコール・マナー ~人生の扉を開く~
クラシックのプロトコール ピアニスト:後藤泉
長い歴史に秘められた幸運を呼び寄せるエピソードや心を磨きあげる方法をご紹介する、新しい時代のプロトコール・マナーのサロン講座です。
世界で活躍するピアニストの後藤泉さんのピアノ演奏・楽曲解説とともに、プロトコールの知識をティータイムとともにお楽しみください。
11月30日(火) ~優雅さの扉を開く~ プロトコール・マナーの発祥、歴史、挨拶、招待状、服装、アクセサリーについて (演奏)ピアノ:モーツァルト:トルコ行進曲ほか
日程:12月21日(火)2011年1月25日(火)2月22日(火)3月29日(火)
時間:10:30~12:30 会場:新宿髙島屋4階「サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ」
授業料:63,000円(全5 回/お茶・お菓子付き)
世界の名窯磁器の歴史と芸術様式を学ぶ
世界の王室の磁器も含め、ヨーロッパ各国を代表する名窯のご協力を得て、代表的作品を実際に見ながら窯元に伝わる解説や秘話をお聞きいただきます。
第1回マイセン 第2回ロイヤルクラウンダービー 第3回大倉陶園 第4回へレンド 第5回レイノー
時間:10:30~12:30(第5回のみ11:30~14:30) 会場:新宿髙島屋4階「サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ」
授業料:52,500 円(全5 回/ お茶・お菓子付き)
(お問合せ)今田美奈子食卓芸術サロン事務局 03-3376-6011
しあわせの色彩
ザ・ハウス・オブ・ファインアーツ主宰 鬼頭郁子
花には、人をしあわせにする力がある。
周囲に笑顔を広げ、しあわせを呼び込む花の色彩。
東京・汐留でフラワーアレンジメント&テーブルコーディネートを主宰するほか、一流ブランドのセミナー講師として人気を博す鬼頭郁子さん。
都内で開催された鬼頭先生のレッスンを訪ねた。
家族に笑顔をもたらすレッスン
フラワー& テーブルコーディネーターとして活躍する鬼頭郁子さん。汐留のサロンで行われるレッスンは、生花やプリザーブドフラワーのアレンジメントなど様々なコースがあり、特にテーブルコーディネートは、基礎知識からスタイル、歴史背景、パーティーなど多岐にわたり指導をしている。
「レッスンには、全国から生徒さんがいらっしゃいます。今日も北海道・和歌山・名古屋・東京など、全国から集まってくださるんです。皆さん月一回のレッスンを楽しみにされています。レッスンを終えるとご主人様が迎えにきて一緒に東京の新しいレストランでディナーを楽しみ、飛行機で帰られる生徒さんもいらっしゃいますよ。また教室ではよくチャリティーパーティーや作品展を開催するのですが、それまで何もなさらなかったご主人様が自発的に参加されたり、送り迎えやお手伝いを喜んでして下さったりするそうです。奥様が、お家で生き生きしている姿をご覧になってご主人様が変わったという生徒さんもたくさんいらっしゃいます」
“自分らしさ”を大切に
鬼頭先生のコーディネートはパリスタイルを基本にしているが、そこに和のテイストを取り入れたり季節感を盛り込むなど、独自の世界観を展開している。「パリテイストの花とフランスの食器やでコーディネートする『パリスタイルのテーブルデコレーション』のコースと、「和モダンな歳時記」のコースが学べます。私のテーブルコーディネートやフラワーアレンジメントは、日常の中でもすぐに取り入れられるものを心がけています。皆さんもっと気軽に季節やおもてなしを楽しんでいただきたいですね」
そして、最も大切にしているのが色合わせと”自分らしさ”。
「色や素材など、それぞれの特徴を見極めないと美しいコーディネートはできません。とくに色。生徒さんにはいつも、色をしっかり見ることをお伝えしています。そしてコーディネートの微妙な色合いやニュアンスには”自分らしさ”が反映されます。それは夕焼けがきれいだとか草木の色の移ろいを意識してみるとか、日常の美しいものや、五感に響くものを素直に受け入れる生活をしていく事が大切だと思います。パリスタイルでも日本の物でも、お金をかけて贅沢するということではなく、本物を見る目を養うことがなによりも重要だと思います。旅先や日常のささやかなものの中にも、美しいものは限りなく存在しますから。そこにフラワーアレンジメントやテーブルコーディネートのスキルがあると非常に役立つし、自分の幅が広がり、暮らしそのものが豊かになります。将来は、ご自宅でサロンや教室をなどを開きたい方のためには、ディプロマコースがあり、生徒さんの中には夢を実現されて活躍していらっしゃる方が大勢います」
花がもたらすしあわせ
セミナーに参加している生徒さんたちは皆さん仲が良く、とても楽しそうにレッスンを受けている。
「お花は自然のエネルギーを持ち、無垢の美しさを放っています。お花は誰でも生けることができるし、なにより美しいものと向き合う気持ちを育むことができます。それにきれいなものに接していると、自然と心にゆとりが生まれますよね。例えばお部屋にきれいなお花を飾ると、お客様を呼びたくなります。すべてがポジティブになるんですよ。人間関係にはマナーや形式も大切ですが、相手に対する愛情や思いやりが言葉や、行動にすぐに出ることが重要だと思います。その点、生徒の皆様は思いやりに溢れていて、しあわせオーラに満ちています。花やおもてなしが好きな人は、他人も、自分も大切にできるからでしょうね
家族に笑顔をもたらすレッスン
取材に伺ったときに行われていたのが『重陽の節句』のレッスン。”菊の節句”とも呼ばれることから、鮮やかな菊でテーブルが飾られていた。
「菊は不老長寿を願う花です。菊と一口に言っても様々な色があるので、いろいろな色を使ってアレンジするのがいいでしょう。また菊の花だけだと和風になってしまいますので、ハマナス(黒)や秋色アジサイ、ケイトウ(紅)、アンスリウムなど素材の違うものや色のグラデーションが見せられるようなもので生けていかれるのが良いと思います。今回はお祖父様お祖母様を家にお招きして「いつまでもお元気でいてください」という思いを込めています」
鬼頭 郁子 – Ikuko Kito
ザ・ハウス・オブ・ファインアーツ主宰。パリスタイルのフラワーアレンジメントとテーブルコーディネートのレッスンを行う。現在、主婦を中心に300人ほどの生徒が学ぶ。同じく理事長を務める花・芸術文化協会認定の資格取得者はこれまで500名にものぼる。一流ブランドのイベントやプロモーションに関わるほか、年に1~2回海外ツアーを行う。「鬼頭郁子がたずねるフランスの花とテーブル」「パリスタイルのブーケ、コンポジション」(共にフォーシーズンズプレスより発行)など著書多数。
クリストフル ブランドアンバサダー
日本プロトコール&マナーズ協会理事
「パリスタイルの花とテーブルコーディネ-ト」(隔月)2011年
1月 大輪の花を使ったフェミニンな花と質感にテクニックとエスプリが漂います。エレガントな春アレンジをお楽しみください。
3月 新鮮な野菜と花を盛るFruits Fleurs Legumes。静物画のような美しさのパリジャンのテーブル
「和モダンな歳時記」〈年4回〉2011年 ランチ付き
3 月お花見 6月七夕 9 月お月見 11月お正月
「フレッシュフラワー 集中ディプロマコース」(全11回)
パリスタイルを中心に、花に囲まれた生活空間をデコレートするため英国式、ドイツ式などさまざまなフラワーアレンジの理論、デザイン、色彩などを実戦的に学べます。
その他「フランスに学ぶ花とテーブル」「テーブルコーディネートディプロマコース」などございます。
【レッスンに関するお問合せ】
TEL 03-3572-6627
www.musee.co.jp