東京・三田の丘と言えば、江戸時代に大名屋敷や御家人の屋敷が並び、現在も高級住宅地として知られている。また三井倶楽部や慶應義塾大学をはじめ数多くの名門を有する由緒正しい街だ。
古くは平安時代の武将、渡辺綱の出生地とも言われ、江戸時代には家康が増上寺を移転させると、この地を厚い保護の下に置き、街は栄えた。明治になると内閣総理大臣を2度務めた公爵・松方正義など要人がこの地に居を構えた。現在、松方から受け継がれた旧屋敷はイタリア大使館として使用され、周囲のオーストラリア大使館と並んで異国文化の様相を呈している。
このように歴史と文化、モダンが鮮やかにクロスする街、三田二丁目に誕生するのが、「ザ・レジデンス三田」だ。24階建て250 戸超からなる、品格と荘厳さを備えたその佇まいは、新しい三田のランドマークとなるであろう。
2013年10月に、ザ・レジデンス三田とPAVONEのコラボレーションによるパーティーが行われ、その誕生を祝った。この催しは、おりしも同年に日伊友好400年を記念する2013年にちなんだ「イタリアの夕べ」と銘打たれ、およそ70名の特別ゲストを招いて行武家屋敷や旧館を今に引き継ぐ大使館や名門校の建造物が並び、要人たちが居を構えた高級邸宅地でありながら利便性の高い魅力的なエリア、「三田」で、イタリアづくしの一夜をわれた。ゲストはその名の通り、〝イタリアンな一夜.をそれぞれ楽しんだ。窯焼きワゴンからサーブされる、焼きたてのピッツァを、イタリアワイン片手にバール感覚で味わったり、室内では、国内外で多くイタリアオペラに出演するなど活躍めざましいソプラノ歌手小川里美がイタリアンオペラを披露。伴奏に、チェロ奏者の金子鈴太郎が、この晩のためだけに、珍しいソプラノ用チェロ編曲を用意した。
宴もたけなわになり閉場する間際まで、多くのゲストが名残を惜しみながらパーティーの余韻を味わっていた。空間の居心地の良さと、三田というさまざまな時代、文化がクロスする魅力的な街での生活を想像していると、あっという間に時間が過ぎ去ったに違いない。
オペラ歌手、小川里美とチェロ奏者金子鈴太郎との珍しいソプラノ・チェロセッションが披露された。イタリアにちなんだ楽曲をセレクト。その歌声と演奏に会場は釘付けに。
モデルルームの一室でメゾネットを体験。
招かれたゲストに披露されたモデルルーム。それぞれの空間づくりやしつらえを念入りに眺めるゲストも。