THE FUTURE OF WELL-AGING ウェルエイジングの未来

どんなに功なり名を成し遂げた人と言えども、人は誰しも老化に逆らうことは出来ない、という常識は過去のものになりつつある。
米国では遺伝子レベルで「老化」の秘密が解き明かされようとしている。
近い将来「死なない」「老けない」「いつまでも健康でいられる」という領域まで達するに違いない。
そんな最先端の情報を知るアンチエイジングの最前線の情報をお届けしたい。

「アンチエイジング治療は総合的な予防医学の側面が重要」

―昨今のアンチエイジングの世界の変化について教えてください。

松山医師「僕らがアンチエイジングを日本に持ってきたのはもう20年以上前のことになるのですが、その頃は外見上の若さや美しさを求める人が多く、そのための施術やホルモン調整療法が多かったと思います。ところが最近では成熟したアンチエイジング市場に変わりつつあり、日本人のアンチエイジングに対する意識もずいぶんと変わりました。アンチエイジングの基本は『病気にならない、老けない、死なない』という3本柱があり『老けない』は美容の範疇だと思いますが、この中で『病気にならない』ための予防医学の分野も発達してきていて、新しい検査や治療方法が確立してきています。早期の認知症を発見するための脳のMCI検査や、糖尿病やアルツハイマーになるなどのリスクを遺伝子的に検査する方法があり、検査で病気発症リスクを診断して予防治療を行うことで、認知症や糖尿病になる前に回避することも可能で、現在は、このような積極的予防医学と言われる分野が進んでいます。」

―そのような検査方法や治療方法の確立によってニーズそのものも変わってきているのでしょうか。

松山医師「様々な検査も非常に進歩していて、体組成などで病気のリスクを調べるために毛髪検査などをしていたのですが、最近では『オリゴスキャン』と呼ばれる手の平を4点調べるだけですぐに体組成が分かるものもあり、身体に何が不足していて、何が溜まっているのかが分かります。すると、食事の適正化、必要なサプリ補給と有害ミネラル排出治療等で、バランスの良い、理想的な健康身体を形成する事が可能になす。」

―美容形成の分野も変わってきているのでしょうか。

松山医師「美容形成の分野でも、これまでは形を整えることが中心でしたが、それよりも元の若い状態を取り戻すための施術にニーズが移り、それに対応するようになってきていますね。美容外科の分野でも内科的なアンチエイジング治療を含めた総合的な治療や幹細胞を用いた再生医療が行われるようになり、特に毛髪や皮膚などの市場は拡大しています。今後はテロメア調節技術等、直接寿命を延ばすような事も出来るようになり、遺伝子治療で、健康寿命(自立して生産性がある)は125歳位まで伸びるのではないかと思います。」

紀尾井町プラザクリニック 松山 淳

SPA TOKIONE(スパ トキオネ) 

紀尾井町プラザクリニック アンチエイジング・統合医療科部長
(社)国際抗老化再生医療学会理事長
日本臨床医学発毛協会会長
日本メディカルスパ学会会長
点滴療法研究会ボードメンバー
A4M米国抗老化医学会学術顧問
ESAAM欧州抗老化医学会学術顧問

日本人初のアンチ・エージングスペシャリストとして、米国アテナクリニックインターナショ
ナル抗老化部門部長及び日本の複数の抗老化医療研究所、クリニックの顧問医を務める。
抗老化再生医療指導医・日本美容外科学会認定専門医・日本温泉気候物理医医学会認定温泉専門医・日本旅行医学会認定医他。

満尾クリニック

満尾クリニック
治療は体内浄化、栄養素補給、ホルモンバランス療法などを行う。個人では入手しにくいサプリメントなども処方できる。

キレーション・ホルモンバランス療法など先端の内科的アンチエイジング治療を行う

キレーション治療は、動脈硬化を改善する目的で、1950 年代に米国で始まりました。この治療は、米国国立衛生研究所が臨床試験を10年かけて行い、心筋梗塞の予防効果ありという結果を、2013 年に発表しています。安全性と治療効果が担保された、堅実な治療であると言えます。さらに調べると糖尿病患者の死亡率が、50%も減っていることが分かりました。キレーション治療の動脈硬化に対する効果は、約3ヶ月程で現れます。同時に行う栄養療法やホルモン補充療法には、お肌がきれいになるなど「若返り」を実感として感じられる利点もあります。老化によって身体機能の低下が始まり、続いて様々な症状が現れ、病気に至ります。それらを軽減し予防することが、本来のアンチエイジング治療です。

プライムスクエアシティ機器

恵比須から徒歩10 分のプライムスクエアシティにあり、完全予約制であるため安心して治療を行うことが出来る。

アンチエイジング治療をする前に体内組成や血管の健康状態を詳しく調べるための機器が揃っている。

満尾クリニック院長 満尾 正

満尾クリニック院長 満尾 正 

北海道大学医学部卒業。内科研修を経て杏林大学救急医学教室講師として救急救命医療に従事。ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経た後、キレーション治療とアンチエイジングを中心としたクリニックを2002年赤坂に開設、2005 年広尾に移転、現在に至る。
キレーション治療の経験は延べ約5万件を超える(2016 年10月現在)。
日本キレーション協会代表(www.chelation.jp)
日本抗加齢医学会理事、米国先端医療学会理事。
著書に「125歳まで元気に生きる」小学館など多数。

満尾クリニック

東京都渋谷区広尾1 丁目1-7 プライムスクエアシティ802
TEL 03-5774-0125
月曜~金曜日/ 午前9時~午後5 時
完全予約制
http://www.drmitsuo.com/

南青山アイクリニック

南青山アイクリニック
眼科とは思えないほど、開放的で明るい待合室が緊張を和らげてくれる。

開業19 年。新世代の視力回復手術も導入。最高のクオリティ・ビジョンを提供する

以前、レーシックの手術後に器具から感染症が引き起こされた事態があって(本来そういうことは無い)悪いイメージが付いてしまいました。現在は機器の改良によって、より精度と安全性が向上し、さらに個々人の目の状態に合わせるカスタマイズ手術が可能になりました。今や屈折異常(近視、遠視、乱視)は治る時代で、レーシックが適応にならない高度近視の方には、フェイキックIOLというレンズを埋め込む視力回復手術も行われています。また白内障手術においては、多焦点眼内レンズの使用によって老眼も治療可能となってきています。このように現在は、その方の年齢、目の状態、ライフスタイルに合った様々な視力回復手術を提供できるようになりました。また当院では、手術をせずに裸眼で生活したい方に、オルソケラトラジー(就寝時にコンタクトを使用)なども行っています。どんな小さな目のトラブルでも一度ご相談下さい。

ファッショナブルなビル最高の技術を提供

青山通りに面したファッショナブルなビルの上にある南青山アイクリニック

眼科専門クリニックならではの安心感、最高の技術を提供する。

南青山アイクリニック 院長 戸田 郁子

南青山アイクリニック 院長 戸田 郁子 

専門分野は屈折矯正術(近視、乱視、遠視の手術)、角結膜疾患、およびドライアイ。
1992年より、ドライアイのためにコンタクトレンズ装用が困難な患者に対して屈折矯正術を開始し、国内における屈折矯正術のパイオニアであり、過去に約10000 例以上の屈折矯正手術を行なっている。一方、ドライアイ診療では、臨床および研究ともに力を注いでおり、3 年間の米国留学では、ドライアイの重症型であるシェーグレン症候群の基礎研究を行なってきた。
南青山アイクリニックでは最新のドライアイ治療を提供している。

南青山アイクリニック

東京都港区北青山3-3-11 ルネ青山ビル4 階
TEL 03-5772-1451
休診日 火曜、祝日の月曜、年末年始
9 時半~ 12 時、14 時~ 17 時半

ネクストクリニック

ネクストクリニック
昨年4 月に開設されたクリニック。ゆったりとした気持ちで点滴などを受けるフリースペース「星と夢のサロン」。自然と人、人と人がつながっていくイメージをさまざまな形で表現したインテリアは著名デザイナー、橋本夕紀夫氏によるもの。

オゾン療法と“気”を整えるトリートメントで自然治癒力を高めて、細胞から生まれ変わる

相乗効果で免疫力アップ 真なる健康美をサポート

『ネクストクリニック』では、オゾン療法と、心身の〝気〞に働きかけるエネルギー療法を組み合わせ、細胞レベルから美しく、心身の奥から湧き上がる輝きへと導く治療が特色。クリニックの代表、金敬姫先生に詳しい診療内容とメリットについて話を伺った。
「オゾン療法とは、微量のオゾンを利用して細胞に適度な酸化ストレスを与えることで、体の免疫機能や抗酸化力を高める酸化療法のひとつです。日本では、酸化は疾患の発症や老化を引き起こす要因とされ、活性酸素の除去を重要視しているので、矛盾していると思われるでしょ? でもヨーロッパやアメリカなど医療先進国では、まったく逆のアプローチである酸化療法が総合医療や補完代替医療の分野で広く普及。特にドイツでは保険診療の対象にもなっているほど、効果に信頼性が持たれています」。
オゾン療法の優れた点は、副作用がほぼ皆無。さらにひとつの症状にしばられないことだという。細胞のすみずみまで働きかけ、連鎖的な作用を引き起こすことで、心臓から脳、肝臓や目などさまざまな疾患や症状の改善に役立つそうだ。
「いろいろな症例が報告されていますが、そのベースとなるのが免疫機能の活性です。これにより自然治癒力が高まり、自身の体が持つ本来の強さと美しさを取り戻すことができるのです。当院で行うオゾン療法最大の特徴は、オゾン処理中の血液をはじめ、プラセンタやビタミンなどの薬剤すべて、医師の監督のもと、熟練の臨床気療法士Rが〝気〞を整え最適化します。加えて自然治癒力をさらに効率よくアップさせる独自メソッドによるトリートメントも組み合わせた治療を行っています。東洋医学的な考えとして、体の不調を招く〝気血水〞の滞りを重要視。特に気の巡りをよくすることで、血液やリンパの流れをスムーズにし、自然治癒力も引き出されます。ちょっとあやしいって思われがちだけど(笑)、一度受けていただくと、体がポカポカと温まる感覚と深いリラックス感が実感できます。〝気〞のエネルギー療法のスペシャリストは、どこに問題点があるのか一発で見抜くほど優秀。〝気〞の感覚を呼び戻して〝やる気〞〝元気〞がみなぎってきますよ」。
ハイキングが好きで休日は高尾山に登るなどしてリフレッシュしているという金先生。「人は歩く時、前に進みます。歩けば誰でも前に進むのです。志向も前向きになりますし、歩くことで頭も整理できると思いませんか?」最先端治療はもとより、気持ちを前向きに。これこそが一番のウェルエイジングといえるのかもしれない。

じっくり患者さんの話を聞く金先生オゾン血液デトックスの治療法オゾン血液デトックスの治療法

時間をかけて、じっくり患者さんの話を聞く金先生。「自身のこころと体にきちんと向き合い毎日を楽しく過ごしてほしい」と真の健康を得るための親身なケアを提供する。

オゾン血液デトックスの治療法。100ccを採血し、そこにオゾンガスを注入し、点滴で体内へ戻す。疲れなど体調不良だと、血液が赤黒色だが、オゾン化される
と鮮やかな赤色に変化する。

オゾン化された血液の気を整える全身を心地よくもみほぐし虹と光のラウンジ

臨床気療法士® のマイスターである阿河先生を筆頭に、気のスペシャリストたちが点滴前に、オゾン化された血液の気を整える。おすすめのビタミンC点滴などにもこの気のコンディショニングを行う。

オゾン療法とセットで受けたい、気のトリートメント。全身を心地よくもみほぐしながら、気に働きかけ整えていく。心身に蓄積された不要なエネルギーをデトックスし、元気の素である生体エネルギーを充填。

クリニック上階に併設されているトリートメントサロン「ネクストステージ」のフリースペース「虹と光のラウンジ」には、約1500 本の人工水晶があしらわれている。水晶の微細な振動が気の流れを整え、リラックスへと導く。

MENU一例

■オゾン血液デトックス
 ¥15,000(税別)
 ※オゾン療法を受ける場合は初回のみ、血液検査
 (G6PD 検査:¥3000)が必要です。

■高濃度ビタミンC点滴
 ¥10,000 ~(税別)

■臨床気療法士によるメディカル・トリートメント
 60 分 ¥12,000 ~(税別)

ネクストクリニック 院長 金敬姫

韓国梨花女子大学医学部卒業後、研修を経て大阪府行岡病院内科に入職。2005 年より神奈川山本記念会やまびこクリニック院長就任。2016 年現職。40 代半ばに抑うつ状態となり、治療に取り入れた気功で症状が改善。その後、ネクストステージの本格的なエネルギー療法との出合いをきっかけに、投薬に頼らない真の健康を目指す。

ネクストクリニック

東京都中野区中央5-4-22 JHV 中野ビル2F(総合受付1F)
TEL 03-6382-8808
12:00 ~ 19:00
水曜休(日曜・祝日は不定休)
完全予約制
http://nextclinic.jp/

クリニック ル・ギンザ

クリニック ル・ギンザ
クリニックとは思えない華やかな空間。リラックスムード漂うここはエントランスでもあり、点滴スペースにもなっている。5月には一般内科を、8月には心療内科とキッチンを併設して、食事療法指導の展開も予定している。

自分の体を把握し、未来の美を手にいれる 医食同源と自然に見せる美容医療を追求

不調の原因は実は食物に!?最先端検査が美と健康を司る

〝医食同源と自然に見せる美容医療の追求〞をコンセプトに、昨年8月、銀座の一等地に開業。特に宣伝もしないまま約5か月を経たいま、予約の電話が後を絶たないほどの盛況ぶり。この口コミ人気こそが、確かな治療を裏付ける信頼の表れだ。院長の西池英里子先生によると、美容医療に関わり実に1万例以上の治療を行ってきた経験と実績が強味だという。
「私は必ず自分の手でレーザーを照射します。他院では医師が指示して、看護師が照射することも少なくないのですが、私はそうできません。治療のメインディッシュを人に譲るなんて考えられないんです。それに、3度の食事よりレーザー治療が好き(笑)!」茶目っ気たっぷりにそう話す先生だが、毎回自ら診察を行い、患部の状態を見極めて照射時間や位置など細密な設定を微調整するノウハウによって成果の違いは顕著に出る。またレーザーに限らず、ボトックス注射などにも類いまれなテクニックが。そのひとつが、注射針の細さにある。一般的な医院では、まず使用していないという極細針を用い、繊細な動きで確実にピンポイントを狙える高度な技、そのうえ痛みを感じさせない治療を実現。もともと麻酔科医をしていただけに、それは信念であり自負とも。
「効果や成果は人それぞれで、思うように改善できない人もいます。なぜだろうと調べると、食事が毎日コンビニ弁当だったり、メイクしたままパタンと寝てしまったり……。日常の生活習慣に問題があったんですね。最先端機器によるアウトサイドからのケアだけでなく、インサイドからのアプローチも必須だと思い知らされました。その第一歩として、取り入れたのが遅延型フードアレルギー検査です。食べてすぐ症状が表れる即時型と異なり、時間がかかったり反応が弱かったりする問題食物を解明し、アレルギー症状や原因不明の慢性症状を究明するのに有効。事実、長年ニキビで悩んでいた女性が肌にいいからとヨーグルトを毎日食べていたのですが、当院の検査で乳製品に対しての数値がとても高い結果に。それで摂るのをやめてもらったら、ニキビがすっと消えたのです。驚きましたね。遅延型アレルギーは、皮膚トラブルだけでなく、疲れや肥満、うつなどメンタル面への影響にも深く関係しています。みなさん、気づかないまま自分に合わない食物が不調の原因になっているかもしれませんよ。食のすさみは心のすさみ。食事を変えることで、心身が変わると実感できます!」。
自分に合った食物を摂り、不要なものは排除。自分の体を知ることが、未来の美と健康を作る。そんな意識を高めてくれるクリニックだ。

ベストな治療を提案多彩な最新機器点滴療法も体の状態やなりたい自分に合わせて、アレンジ。

毎回の診察で状態を確認し、その都度ベストな治療を提案。そのため、すべてのメニュー(検査も含むセレクト式)に使用できるオートクチュールチケット制を導入。

のべ1 万例以上に行ってきた経験により培われた技術。アンチエイジング効果が高いアメリカの最高級光レーザー機器《BBLs》など、多彩な最新機器が揃い、移動をスムーズにできるよう院内はすべてバリアフリー化。

美肌やデトックス、アンチエイジングに有効なカクテルなど、点滴療法も体の状態やなりたい自分に合わせて、アレンジ。

最適なサプリオリジナルメディカルコスメキッズスペース

不足している栄養素などを補うのに最適なサプリだが、遅延型ア
レルギー検査をはじめ、さまざまなインナーケア検査で、きちんと調べて効率よく摂りたい。

昨年12 月に完成したばかりのオリジナルメディカルコスメ。抜群の保水力で話題の美容成分、プロテオグリカンを配合した洗顔フォームとリッチなテクスチャーのオイルフリークレンジング。

小さなお子様がいるお客様も安心して来院できるよう配されたキッズスペース。

MENU一例

■フェイシャル・レーザースキンケア BBLs EX ダブル
 ¥18,000(税別)

■遅延型フードアレルギー検査
 ¥30,000(税別)

■セレクト方式のオートクチュールチケット
 ¥118,000(5枚・税別)

※別途初診料¥3 ,500がかかります。

医療法人社団 同仁会診療所 クリニック ル・ギンザ
理事長・院長 西池英里子

大阪医科大学医学部卒業。麻酔科医を経て、数か所のクリニックで美容・アンチエイジング医療を習得、2016 年に当院を開業。レーザー照射や注入治療などのべ1万人以上に行ってきた外側からの美容皮膚医学に加えて、栄養学や点滴療法などインナーケアの大切さも唱える。「自分の体の状態を正しく知る」自然美と健康の追求に邁進する。

クリニック ル・ギンザ

東京都中央区銀座四丁目一番先
TEL 03-6263-0260
10:30 ~ 19:30
火曜・水曜休
https://www.clinic-le-ginza.jp/