未来の街「ワードビレッジ」
サンセットの名所として知られるアラモアナ・ビーチを望む注目のエリア、カカアコ地区では、大規模な開発プロジェクトが進行している。60エーカー(東京ドーム約5・5個分)に及ぶこの新しい街「ワードビレッジ」はコンドミニアム、商業施設やシアター、公園、メインストリート、ハワイ州では初となる新鉄道の駅も建設予定。まさに今、ハワイの地図がアップデートされている真っ最中なのだ。〝全てが手に入る街〞というコンセプトのもと、全米屈指のデベロッパー「ザ・ハワードヒューズ・コーポレーション」が手掛ける長年の計画も佳境を迎えている。新しい地図に記される未来の街と最上級のコンドミニアムを紐解いてゆこう。
この広大な敷地はかつて王族の末裔であるヴィクトリア・ワード氏が所有していた。早くに夫を亡くしたヴィクトリア氏は、6000本のパームツリーを植樹し、ポンド(池)や邸宅を作り、女手ひとつでこの地の開発を行った。一族の名が由来となったワード地区では、ショッピングモールなどが賑わい、2010年にこの地を「ザ・ハワードヒューズ・コーポレーション」が購入、巨額の資金を投じて「ワードビレッジ」の開発が始まった。街作りは隣接するケワロ湾の水質改善にも及び、10年前は濁っていた湾の水も今は透明度が高く、気難しいローカルのフッシャーマンやサーファー達からも支持を得た。今の時代にマッチしたサスティナブルな開発を進めている。 中でも熱い注目を浴びているのはコンドミニアム。ハワイの不動産は以前より資産価値が高いと定評があるが、「ワードビレッジ」は最もバリューがあると言えるだろう。ローカルもハワイのリピーターも今一番行ってみたいプールは「アナハ」のシースループールだし、2023年に海の最前列に誕生する「ヴィクトリア・プレイス」は現地不動産会社が最もオススメしているコンドミニアムだ。各コンドミニアムはデザインやコンセプトが全て異なるので、「ワードビレッジ」内で複数の部屋を所有するオーナーも多い。
現在進行中の未来の街。次のハワイ旅はそんな街を散策してみよう。この街の住人になる事を想像して。
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2023年竣工予定の「ヴィクトリア・プレイス」のモデルルーム。内装、家具のセレクト全てをNY の著名なホスピタリティデザイナーのAdam D.Tihany が手がけている。全350戸、40階建、1BED ~3BED。販売価格は110万ドル台~410万ドル台、内覧は随時受付中。
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ケワロ湾から望む「ワードビレッジ」。古くからのハーバーも開発とともに環境整備され、より魅力的な湾に。
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「ワードビレッジ」の建築模型。新しい街とハワイの自然が共存する。
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日本オフィス代表、野間則位氏が新しい街のコンセプトと魅力を語る。