豪華シェフの饗宴 ~ Joie de la gastronomie ~
in Pa lace Hotel Tokyo

日本のフレンチの巨匠3人が一堂に会する、
一日限りの特別ディナーパーティ。
130 余名のゲストが心待ちにした夜が、
11月2日、いよいよ始まった――。

装花/鬼頭 郁子(Ikuko KITO)

聖心女子大学哲学科卒。「旬を取り入れた花とテーブルの教室」主宰。多くの企業の花や食文化に関するセミナーを行っている。2014年、銀座5 丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどのセレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。

  • 丸の内の夜景をバックにして。

  • ヴァイオリニストのポール・フローレア氏。

  • 華やかなゲストの方々。

  • テーブルコーディネートを手がけた鬼頭先生を囲んで。

お開きの後、3人のシェフとともに。

  • 伝統を守った高品質のシャンパ-ニュで、世界中の美食家に愛され続ける「テタンジェ」。

  • 「薩摩焼酎 金山蔵」を使ったオリジナルカクテルも、ウェルカムドリンクとして振る舞われた。

 東京でも肌寒さを感じ始めた11月の初め、パレスホテル東京に紳士淑女が詰めかけた。見たこともないほど絢爛たる特別な夜だからだ。パレスホテル東京総料理長の斉藤正敏シェフ、札幌 レストラン モリエールの中道博シェフ&今智行シェフ、松本 扉温泉明神館・ヒカリヤニシの統括総料理長の田邉真宏シェフ、三人のシェフがコラボレーションしたコース料理が振る舞われた。まさに、美食家たちの夢が現実になったディナーパーティである。
 今回は、「パヴォーネ」、世界中から厳選された、素養と卓越、アール・ド・ヴィーヴルとおもてなしのセンスを持ち合わせたホテルとレストランの国際組織「ルレ・エ・シャトー」、世界のハイソサエティの社交を通した人道支援を基に活動している「アミチエジャポン」の共催となった。
 また、フランスを代表するシャンパーニュブランドであるテタンジェ、唯一無二の本格芋焼酎の醸造元、薩摩金山蔵、高品質な住まいのブランドである三菱地所レジデンス各社より、サポートをいただいての開催となった。
 ヴァイオリンの美しい調べが始まりを告げ、〝L’excellence, commed’habitude 〞(いつものように、最高のひとときを)の一声とともに、「テタンジェ プレリュード・グラン・クリュ」のグラスが傾けられた。いよいよディナータイムの始まりだ。黄金の泡が弾ける間もなく飲み干されると、間髪をいれずにお待ちかねの一皿が登場。これは、会場ともなったパレスホテル東京の斉藤シェフが手がけた、「秋の彩野菜 大滝日光サーモンのコンフィ サントモールと有機玄米味噌のクレムーパルメザンチーズとオリーブのクランブル カボスのエミュルジョン」であった。もう一品の前菜の後メイン二品と続き、デザートまで続く今夜の特別コースは全くもって目もくらむような豪華さで、この場に居合わせる幸福をゲストの誰もが噛み締めていた。
 最後に、イタリアのビンゴゲームであるトンボラくじのチャリティーで会場は最高潮を迎えたあと、美食の余韻を楽しみつつ「豪華シェフの饗宴」は閉幕となった。

  • 「モンブラン トリュフ」中道&今シェフ。

  • 「秋の彩野菜 大滝日光サーモンのコンフィ サントモールと有機玄米味噌のクレムーパルメザンチーズとオリーブオイルのクランブル カボスのエミュルジョン」斉藤シェフ。

  • 「椎茸のテリーヌ 岩海苔のナージュ」田邉シェフ。

  • 「柚子」斉藤シェフ。

  • 「白糠産エゾ鹿の炭火焼き リンゴのコンポート ソースポワヴラード じゃが芋のグラタン」中道&今シェフ。

  • 「子持ち鮎のトゥルト 白ワインのソース ハーブサラダ添え」田邉シェフ。

《コラボレーション シェフプロフィール》

  • 松本 扉温泉明神館・ヒカリヤニシ
    統括総料理長 田邉 真宏シェフ

    栃木県矢板市出身。R&C「オトワレストラン」音羽和紀氏に師事したのち、フランス・イタリアでの修業を経て現職に。「松本一本ねぎ」をはじめ、生産者の顔が見えるような長野食材を広く世に伝えたいと願い、200以上もの地元生産者と契約を実践し、また扉グループでお米作り、自家菜園、養蜂にも取り組み、食材の良さを基本から知るシェフの一人。

  • 札幌 レストラン モリエール
    中道 博シェフ(右)・今 智行シェフ(左)

    中道シェフは三ツ星レストラン「モリエール」のオーナーシェフ。努力家であり強いリーダーシップでチームを率いるが、20 年以上共に仕事をしてきたスタッフも多い。次代を担う人材の育成にも力を注ぎ、その研鑽を長く受けてきた今シェフ。中道イズムを深く理解する彼は、常に最高の仕事を求められる中で正確に仕事をやり遂げる力に定評がある。

  • パレスホテル東京
    総料理長 斉藤 正敏シェフ

    1959年埼玉県生まれ。「Japan Prize2015 日本国際賞晩餐会」の宴席をはじめ、東北復興支援イベント「モナコ宮殿×エリゼ宮殿 ふたりのグラン・シェフの饗宴」などの星付きシェフを招聘したガラディナーを数多く統括。外務省飯倉公館では、外務大臣および外務次官主催の宴席を150回以上担当。2016 年、フランス「農事功労賞」のシュヴァリエを受章。

  • ルレ・エ・シャトー

    ルレ・エ・シャトーは、ホテルオーナーやシェフによる個人経営・家族経営の施設を中心に、世界62ヵ国・約560軒の魅力的な高級ホテルや一流レストランが加盟する協会。加盟には厳格な審査があり、1954年の設立以来、ホスピタリティの高さを象徴する協会として知られている。

    日本での問い合わせ先

    TEL 0800-888-3326
    www.relaischateaux.jp

  • 一般社団法人 アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル ジャポン

    モナコ公国に本部がありアルベール大公が名誉顧問総裁を務める慈善団体。自分自身が愉しむことが人道支援に通じる「ハイソサエティの社交を通じた慈善活動」を提案し、ファンドレイジングパーティやイベントを開催している。

    問い合わせ先

    TEL 03-5778-7520
    amitiejapon.org/