本島で最も美しい夕陽に染まる宿へ
――琉球文化の残り香と沖縄の原風景に憩う―― 星のや沖縄

地域の観光的魅力の再発見を提案するマイクロツーリズムの提唱によって、コロナ禍においても日本の観光業界を牽引している星野リゾート。その最上級ブランドである『星のや』に待望の沖縄本島の施設が開業した。本島で最も夕陽が美しく見える地に誕生した壮麗な“グスクの居館”。「暮らすように滞在する」海辺の宿の魅力をお伝えしよう。
取材・文:朝岡久美子 写真:内藤拓

館内からインフィニティプールを望む。夕陽に染まる美しい情景と建築美は、この宿のアイコンとして語り継がれてゆくことだろう。

最も美しい夕陽に 出合える場所

那覇空港から国道58号を北上し、車で約1時間。米軍基地のある嘉手納や、多くの商業施設が点在する北谷など、現代の沖縄らしい景観を過ぎ行くと、次第に古きよき懐かしい光景が広がる。

『星のや沖縄』がある読谷村は、「やちむん(焼き物)の里」としても知られる名所だ。西海岸に位置するこの一帯は、本島で最も美しい夕陽を望める場所としても名高い。海からの心地よい風に包まれ、ゆっくりとした時間が流れる。

星野リゾートの星野佳路代表自身、沖縄本島に『星のや』を開業することは、長年の夢であったという。それだけに、より良い施設を生みだすべく、土地取得から開業に至るまで約五年の歳月が費やされた。開業準備責任者で、総支配人の澤田裕一氏はこう語る。

「いまだリゾート地として開発されておらず、沖縄本島らしさを存分に満喫できる理想の土地に出合えたことは何よりの幸運でした。那覇市内から遠くない場所で、手付かずの自然の息吹を感じさせる海の情景に出合えるのは、読谷村ならではの魅力です」

  • 夕景に暮れなずむプールサイド。西海岸に位置する『星のや沖縄』から望む夕陽は格別だ。都会的なランドスケープに彩りを与える。

  • 敷地内には、かつての古き良き漁港も残されている。手付かずの自然と海の情景を堪能できる理想の地にオマージュを込め沖縄の原風景を可能な限りそのままに描きだしている。

  • 海岸線に寄り添うようにラインを描く客室棟。

沖縄の原風景と調和したランドスケープ

長さ一キロにもわたる『星のや沖縄』の広大な敷地には、見渡す限りの客室棟が林立している。その一つひとつが、なだらかに婉曲した海岸線に沿うように緻密に計算され、配置されていた。海と客室棟の間に広がる浜辺にも、南国の海岸に自生する植物たちが生い茂り、かつて漁師たちが荷捌きに使っていた小さな漁港も、そのままの姿をあえて残すことで、一つのランドスケープを織りなしている。古きよき沖縄の原風景と美しく調和した『星のや沖縄』の景観は、「暮らすように滞在する」というこの宿の滞在コンセプトを十二分に描きだしているのだ。

  • 土間ダイニングと呼ばれる食卓のある空間。客室にいながらプライベートに食のひとときを楽しめる。

  • 全室オーシャンビューの客室は、我が家のような寛ぎの空間だ。紅型の壁紙には読谷村に伝わる伝説や風習が暗示された図柄が描かれている。

  • 「琉球シチリアーナ」のコースより〜ストゥッツィキーニ〜前菜の盛り合わせを琉球&シチリア風に。カラスミと青パパイヤ、ズッキーニの代わりにヘチマを用いたカポナータ、ミミガーのゼリー寄せなど、沖縄の食材がふんだんに生かされている。琉球王朝時代、中国からの使者をもてなす際に用いられた漆器の盆を読谷ならではの“陶芸”で表現した華麗な器に盛られている。

  • 和洋中の豊富なアラカルトやセットメニューから選べるギャザリングサービスは、オーシャンビューの客室にいながら、好きな時間に好きな料理を楽しめるインルームダイニングの進化系。他にも、敷地に隣接するカフェやグリルもあり、朝食のインルームダイニングを合わせ、多様なチョイスが楽しめる。

  • 外観も南国らしいエキゾチックさが漂う。

  • ダイニングを望む。

大きなガラス窓越しに壮大な海を一望する客室は、我が家のような寛ぎの空間。黒の長細いテーブルが存在感を放つダイニングも、(名付けて“土間ダイニング”) 都会的センスにあふれる。

沖縄の離島にある『星のや竹富島』もまた、「島時間を楽しみ、暮らすように滞在する」がコンセプトだが、『星のや沖縄』は、海辺の別荘に憩う週末トリップの醍醐味を思い起こさせる、一味違うユニークな魅力に満ちていた。

“海辺の我が家”のユニークなサービス

海辺の別邸を感じさせる魅力的な試み――その一つが、“ギャザリングサービス”というものだ。各客室には大型冷蔵庫が配備されており、電話一本で注文するだけで、夕方頃にシェフが下準備した本格的な料理を冷蔵庫に運び入れてくれる。ゲストは、好きな時間に客室備えつけのIHや電子レンジで温めるだけで、大きな食卓を囲んで家族や気の置けない仲間とともに思い思いの食のひとときを楽しめるというわけだ。鍋物も各種用意されているので、冬場にゆったりと別荘感覚で滞在を楽しみたいゲストには最良のサービスシステムといえる。

  • 海からの風薫る「集いの館」。

  • 『星のや沖縄』のコンセプトは、「グスクの居館」。 沖縄の史跡 “グスク”
    からインスパイアされた壮麗で堅固な外壁に圧倒される。壁には琉球独特の紋様が組み込まれているのも興味深い。

  • 深海をイメージさせるレセプションエリア。非日常への結界だ。スタッフの制服は、琉球王朝時代に士族女性が礼装の際に着用した衣裳がモチーフになっている。琉球藍とフクギイエローの鮮やかな色彩が、深海をイメージしたレセプションエリアにも映える。

  • 沖縄の伝統的なお茶「ブクブク茶」を味わうひととき。もともと、明治時代以降、那覇市界隈で、海に出る男たちの無事を祈って泡を盛った茶が振舞われたという。ちなみに、読谷村は、「やちむんの里(焼き物の里の意)」と呼ばれ、古くから焼き物の名産地としても知られる。どの器も南国らしい素朴な力強さにあふれる。

  • 毎夕、琉球舞踊や三線の演奏が行われる。美しい西海岸の 夕暮れとともに琉球王朝の栄華に想いを馳せるひととき。

琉球文化の残り香を スタイリッシュに感じる

『星のや』ならではの贅を極めたディナーコースを心待ちにするゲストには、メインダイニングで供される「琉球シチリアーナ」をお薦めしたい。琉球食材とシチリア料理のエキゾチックなマリアージュは、一目見て、一口楽しむだけで高揚感へと誘われることだろう。

もう一つ、『星のや沖縄』で、ぜひ体感して欲しいのが建築的な魅力だ。“グスク”と呼ばれる沖の史跡からインスパイアされた堅固な外壁、そして、深海を思わせるレセプションエリアなど、新旧の文化的要素が融合した斬新で創意あふれるランドスケープに圧倒されるに違いない。

沖縄の原風景と古き良き琉球文化の荘厳な色彩――、そして、都会的なライフスタイルの要素までをも巧みに融合し、一つの空間へと昇華させた魅惑の宿。今後のさらなる進化が楽しみでならない。

Information

星のや沖縄

沖縄県中頭郡読谷村儀間474
お問い合わせ・ご予約:
Tel.0570-073-066 (星のや総合予約 9:00〜20:00)
https://hoshino.com/

『星のや沖縄』へはJALの国内最新鋭機「エアバスA350」で

これからの時期、暖かい沖縄へ旅するには最高の季節。東京〜沖縄間の往復の旅路にぜひお薦めしたいのが、国内最新鋭機を導入しているJALだ。新シートと快適な機内空間を誇るエアバスA350。至福のプライベート空間を生み出す大型シェルとセンターディバイダー、柔らかなクッションによるソファのような座り心地が実現された国内線最上位のファーストクラスは、細部に至るまで徹底的にこだわり抜かれている。最新の低騒音エンジンによる静寂性や、地上に近い気圧や湿度を実現することで快適性を追求した機内空間はJALのA350でしか実現できないものだ。全クラスすべてのシートにタッチパネル式モニターと電源が設置
されているのも嬉しい。日本航空で行く沖縄の旅――。安全・安心、快適な空の旅を。
詳しくは、https://www.jal.co.jp/

珊瑚礁の海と輝く地平線の織りなす楽園リゾート
星野リゾート リゾナーレ小浜島

時はまさにニューノーマルの時代。そんな中でも、やはり旅は贅沢に楽しみたいものだ。新しい時代の旅を満喫するなら、『星のや沖縄』とともに、ぜひお薦めしたいのが、沖縄の離島にある『星野リゾートリゾナーレ小浜島』だ。
取材・文:朝岡久美子
写真:内藤拓

『リゾナーレ小浜島』のビーチから石垣島方面からのぼる朝陽を間近に望む。こんなに静かな海の情景を身近に感じられる幸せはここでしか体感できない。

空と地平線と一つになる〜ビーチリゾート

石垣島から船で約25分。『リゾナーレ小浜島』は、八重山諸島の一つ、小浜島にあるビーチリゾートだ。

東西に広がるプライベート感あふれるビーチでは、朝の美しい陽光に始まり、西表島方面に沈みゆく夕陽が照らしだす淡いピンク色に輝く波の音で一日が終わる。時のうつろいを、壮大な地平線と珊瑚礁の海が織りなす豊かな情景とともに感じられるのは至福の喜びだ。

  • スパでは、シークヮーサーや月桃など、沖縄の天然素材のエッセンスを用いたトリートメントが受けられる。

天空の神秘に包まれるアウトドアディナー

開放感とプライベート感にあふれる『リゾナーレ小浜島』に滞在するなら、食も自然とのふれあいの中で楽しみたい。抗ウイルスコーティング剤メディカルナノコートの食器や各種器具を用いた完璧な新ノーマルスタイル・ビュッフェの華やかさにも高揚感をそそられるが、いまや、インルームダイニングの真価が問われる時代。さらに客室を飛び出して、夜のビーチで、ゴージャスに非日常感あふれるディナータイムを楽しんでみてはいかがだろうか。すべての一等星との星座のうちが観測できるという小浜島。こぼれるように近くに感じられる星屑の輝きを見上げれば、漆黒の夜を照らす天空の神秘に心を奪われるに違いない。

南国のリゾートで暖かな冬を楽しむ

南国のリゾートならではの冬の滞在の楽しみも魅力だ。リゾート内にある小浜島カントリークラブは、日本最西端と最南端両方のティーグランドを持つ本格派ゴルフコース。壮大な海を眺めながらのリゾートゴルフの醍醐味をぜひ満喫してみてはいかがだろうか。

冬でも夏用のウェットスーツを着用すれば、シュノーケリングも楽しめる小浜島。暖かな陽光の下に周辺の島々をゆったりと周遊できるのも南国ならではの醍醐味だろう。

もちろん、何もせずに、ゆったりとヴィラタイプの客室で時を過ごすのも悪くない。淡色の海と青い空が織りなす大地の恵みを感じる豊かなひとときは、コロナ禍で疲れた心と身体をゆったりと癒してくれるに違いない。

ニューノーマルな時代にこそふさわしい、大自然の中のプライベートな滞在。花々や生命の輝きが、豊かに 感じられるひとときの幸せ――。たまには日常の生活を忘れて、そんな時を大切にしたい。

  • コロナ禍において稼働しているのは、全室オールスイートの60室のみ。広大な敷地の上に余裕を持たせた稼働に努めているのも頼もしい。ちなみに、花粉もほとんど飛ばないという嬉しい情報もお伝えしたい。

  • ワタリガニのブイヤベースをはじめ、沖縄の食材をふんだんに活かした冷菜と温菜のゴージャスなミールボックスをテイクアウト。ランプやシート、そして、星座表まで用意してくれるという至れり尽くせりのピクニック・ナイトディナーはいかがだろうか。

  • 抗ウイルスコーティング剤メディカルナノコートの食器や各種器具を用いた新ノーマルスタイル・ビュッフェ。

  • 95m²の広さを誇るロイヤル・スイート。プライベートプール、ガゼボ、室外ジェットバスやサ ウナを持つラグジュアリーな空間。

  • 客室内にある小浜島との出合いをポップに表現したアートウォールが旅のワクワク感を駆り立ててくれる。

Information

星野リゾート リゾナーレ小浜島

沖縄県八重山郡竹富町小浜2954
お問い合わせ・ご予約: Tel.0570-073-055(10:00-18:00)

日本のおもてなしの顔
――東京の経済を牽引する街で温泉宿の静寂に憩う―― 星のや東京

今や世界のVIPが選ぶ「日本のおもてなしの顔」として知られる『星のや東京』。開業以来、宿泊者のみにしか門戸を開かず、ヴェールに包まれていた神秘の宿。その魅力を、都内や首都圏在住者、国内在住者にも味わってもらおうと、ユニークな滞在提案をしている。

正面玄関を入るとアトリウムが広がる。まるで結界のような壮麗な空間だ。季節に合わせたしつらえの美しさがゲストを非日常へと誘う。

センセーショナルな 話題満載の“都会の隠れ家”

東京・大手町ファイナンシャルシティの一角。ランチ時や夕方には、界隈で働くビジネスマンたちが瀟洒なビル群の谷間にある憩いの場で思い思いの時を過ごしている。そんな東京らしい日常風景の中にひときわ異彩を放つ凛とした建物。麻の葉くずしの欄干で覆われたフォルムが昼の光の下にも影絵のように美しい。

開業して4年。日本旅館『星のや東京』は、今や世界のVIPが選ぶ「日本のおもてなしの顔」としての圧倒的な存在感を放つ。トランプ大統領の長女イヴァンカ女史来日時には、オリジナリティあふれる食を供したことでも話題をさらった。今年7月には、米国の権威ある旅行誌「Travel+Leisure」の「World’s
Best Awards 2020 Top Hotels in Tokyo 」で第一位に選出。施設や立地、サービス、食などが総合的に評価されての受賞だ。

  • 最上階にある大手町温泉は、地下1500mから湧き出る天然温泉だ。露天風呂では、星空を眺めながらの湯を楽しみたい。

  • 金融街の合間の宿とは思えない程、静寂に満ちた客室空間。光に移ろう麻の葉の模様が美しい。陰影の美しさまでも心に感じるほどに静謐さが漂う。

  • 大都会の隠れ家を感じさせるダイニング・エントランス空間。

  • 瀟洒なビジネス街の景観に調和したモダンで風情あるたたずまいは、「塔の日本旅館」というのがコンセプトだ。

  • 各フロアにしつらえられた「お茶の間ラウンジ」。畳続きの客室から自由に行き来できる居間のような寛ぎの共有空間だ。

  • 粋に、江戸前に。

世界の食通垂涎のフレンチに 舌鼓を打つ

この宿の魅力を語るにおいて、最初にご紹介したいのが食の楽しみだ。ぜひとも、世界の食通垂涎の浜田統之料理長の料理をゆっくり と味わって欲しい。

浜田氏自らが腕をふるう新しいフレンチのコース料理「Nippon キュイジーヌ~発酵~」。フレンチながら、日本独特の技法である発酵を追求した職人技が光る渾身の皿が供される。

「日本の豊かな海、清らかな川、滋味深い大地を感じさせる食材の息吹を、そして、その食材に関わる人々の想いを伝えたい」という浜田氏。食材一つひとつの個性を見抜き、ユニークな発想でパズルのように巧みに組み合わせることで芸術の粋までに昇華された一品一品。アミューズからデセールまで、その美しさと味わいに高揚しない瞬間はない。食する人々の五感と心を潤す、豊かで恵みあふれるひとときを創出してくれることに心から敬意を表するばかりだ。

“食の求道者”浜田氏ならではの独自の世界と職人技を五感で体感する魅惑のひととき――
都会の隠れ家で堪能する甘美な喜びに五感が震えずにはいられないだろう。残念ながら、ダイニングの利用は宿泊者のみ。ゆったりと滞在を満喫しながら、食の醍醐味を五感に刻み込んで欲しい。

  • 浜田統之料理長/ 2004年ボキューズ・ドール国際料理 コンクール日本大会で史上最年少優勝。13年同仏大会本選で日本人初、世界第三位銅メダル獲得。

  • 発酵を追求した新しいフレンチのコース「Nipponキュイジーヌ~発酵~」より。アミューズ〜鮒の熟(なれ)鮓にフロマージュブランとソーテルヌワインのジュレを合わせた逸品。

  • 前菜〜フォアグラと豆腐よう〜フォアグラを豆腐ようと泡盛でマリネし、泡盛とコンソメのシートでくるんだ一品。

  • 前菜“五つの意思”〜浜田氏のシグニチャーの一品。酸・塩・苦・辛・甘という五味を五感で楽しむ。フレンチ食材とともに、金山寺味噌、サンマ糠漬け等の発酵食材がさりげなく用いられている。

  • 金目鯛のアンクルート〜塩麹でマリネした金目鯛を、糠漬けにした舞茸、海老のムース、湯葉とともにパイ包みにした一品。

  • デセール〜百合根のモンブラン。

粋に、ゴージャスに、 お江戸東京を満喫

『星のや東京』では、滞在中に、今に伝わるお江戸東京の粋をもう一度再発見してもらいたいと、ユニークなプログラムを提案している。

粋を知り尽くしたPAVONE読者
には、ぜひとも日本橋の桟橋から出航する舟遊びの楽しみをお勧めしたい。日本橋桟橋から貸し切り船で出立し、隅田川を経由して東京湾を巡る90分のプライベートな船旅は、水の都、江戸の町人たちが愛した粋な水遊びを思い起こさせるものだ。船上から夕映えに染まる東京を愛でる極上のひととき――。茜色に染まる空に描きだされるのは、日に日に新たな表情を生みだす大都会のダイナミックな情景。見慣れた首都高沿いのオフィス街の風景も、目線を変えて船上から眺めると興奮と驚きの連続だ。

“お江戸マイスター”と呼ばれるスタッフがゲストの要望に合わせて提案する日本橋・人形町・神田界隈の街歩きも興味深い。エリアにある老舗の名店を訪ね、創業のエピソードや成り立ちを知ることで、街の歴史と面影をたどる。今なお、東京の商業の中心地で力強く進化し続ける情熱あふれる老舗の独創的な姿を垣間見るのも、貴重な体験となることだろう。

徹底した三密回避の極上空間でのひとときと、お江戸東京周遊。丸の内、日本橋界隈で粋にゴージャスに滞在を楽しめる機会は滅多にない。こんな時期だからこそ、ぜひ、あなたのとっておきの“エクスペリエンス”に追加してみてはいかがだろうか。

  • お江戸日本橋の中心地、日本橋桟橋から橋を見上げると、こんなに美しい 。

  • 日本橋桟橋から出立し、東京湾を巡るプライベートな舟遊び「お江戸のご褒美舟あそび」。季節の茶や甘味など、江戸東京にちなんだ老舗の味わいを楽しみながらの遊覧だ。

元禄三年(1690年)日本橋創業の「山本山」。時代とともに新たな息吹を吹き込み老舗ならではの心意気を感じさせてくれるのが「山本山
ふじヱ茶房」だ。一煎々々心を込めて繊細かつ丁寧にお茶を淹れる所作の美しさを体験できる。お茶本来の豊かな味わいを“五感”で感じるひとととき。

日本橋三越本店の歴史を知り尽くした“女将”による店内ツアーは実にユニークだ。日本を代表する百貨店のもてなしの極意を知ることで、商いだけではない老舗の文化的価値と社会的な存在意義を感じる貴重な機会だ。

たまにはこんなスタイルでお江戸めぐりもいかがだろうか。

Information

星のや東京

東京都千代田区大手町1-9-1
お問い合わせ・ご予約: Tel.0570-073-066
(星のや総合予約 9:00〜20:00)
https://hoshinoya.com/