日本再発見の旅 まだ知らない国内の極上の宿へ
日本国内を巡る 愉悦の旅への誘い
いま国内旅行への注目度が増しています。これまで多くの富裕層が海外で休暇を過ごす傾向が強かったなか、コロナ禍における海外への渡航制限を背景に、彼らの目が国内での旅先に向けられているのです。また、海外からの入国制限も手伝い、現在の京都や日光に象徴されるように、国内の観光地は土地それぞれ本来の静けさを取り戻しています。そんな時だからこそ、PAVONEでは〝日本の魅力を再発見する〟をテーマに、土地の風土を反映した宿の魅力を訴求する特集を企画しました。ここでご紹介するのは、外資系高級ホテルブランドや国内のラグジュアリーホテルブランドが、昨今、日本各地に新たにオープンした気鋭の宿ばかり。地域に根ざした宿の魅力の紹介を通じて、国内への旅へと誘います。
箱根屈指の眺望を愉しむ温泉旅館 箱根・強羅 佳ら久
2020年10月2日 OPEN
最上階に佇む展望露天風呂から望むのは、幾重にも重なる緑深い箱根の山々と稜線越しに広がる相模湾の煌めき。この眺望に象徴されるように、箱根屈指の絶景を誇る宿が、ORIX HOTELS & RESORTSより誕生した。
写真:佐藤久
本館最上階にある展望露天風呂「蒼海」からは、絶景の温泉旅館として名を馳せる「箱根・強羅 佳ら久」を象徴する、息をのむような美しい光景を望む。
展望露天風呂で絶景を満喫
ブランドコンセプトに「また行きたい、と思っていただける場所」と掲げ、国内で旅館やホテルを運営するオリックス不動産。そのブランドであるORIX HOTELS & RESORTSから13軒目の施設として、箱根の奥座敷に今年10月2日、新たに誕生したのが「箱根・強羅 佳ら久(以下佳ら久)」だ。同社が開発から運営まで一からすべてを手がける温泉旅館としては、同じく箱根の芦ノ湖畔にある「箱根・芦ノ湖 はなをり」に次ぐ2軒目の宿となる。
佳ら久には何度も訪ねたくなるような魅力が随所にあふれている。その筆頭格といえるのが、箱根屈指と称される眺望だろう。なにしろ、広大な敷地に本館と別館、東・西の客室棟の4棟の建物を建てるにあたり、眺望を軸に配棟を決定するほど、強い自信を持っているのだ。
早雲山の中腹に位置する強羅にあって、佳ら久は早川が流れる谷筋側に面した立地を特徴とする。そのため、開けた視界の先には、谷筋に向かって幾重にも山の稜線が沈み、奥行きのある立体的な景色で目を楽しませてくれるのだ。さらに稜線の向こうには、陽光に煌めく相模湾を遥かに望むこともできる。外輪山に囲まれた箱根の真ん中にありながら海をも見渡す立地。こんな欲張りな温泉旅館は、箱根において他にどこで出合えるだろうか。
箱根屈指の景観は客室からも十分に味わえるが、佳ら久ならではの醍醐味を思う存分に堪能したいなら、本館最上階に位置する2つの展望露天風呂をおすすめしないわけにはいかない。石造りのモダンな意匠が印象的な「蒼海」からは、山の稜線によって描かれる大自然の造形美と遥か先に相模湾を見渡し、木の質感がしっとりと落ち着いた雰囲気を醸す「明星」では、大文字焼で知られる明星ヶ岳の山肌が視界の真正面に迫ってくる。刻一刻と表情を変える情景を眺めながら、それぞれに趣の異なる展望露天風呂でゆったり時を忘れて湯に浸るという贅沢。眺望と温泉がもたらす癒しのひと時は、いつまでも続いてほしくもあり、何度でも体験したいとも思えてくる。まさにブランドのコンセプトを体現しているといえよう。
-
もう一つの展望露天風呂「明星」の正面には明星ヶ岳が目の前に鎮座する。陽が落ち始めると外湯がライトアップされ、幻想的な表情を見せてくれる。
-
本館と別館の間に佇む「水のテラス」。照明が水盤に反射し、なんとも美しい世界に。©ORIX HOTEL & RESORTS
-
「坂と温泉」の街として古くから別荘地として栄えた強羅に立地。
強羅温泉の湯を独り占めする
東西の客室棟を合わせ客室は全部で70室。バルコニーを含めると全室が約56m²の広さで、ゆったりとした印象を受ける。部屋タイプは佳ら久ルームとデラックスルームに分かれ、箱根ならではの意匠にまとめられながら、それぞれに和と洋のスタイルが用意される。気分や好みで選ぶことができ、訪れるたびに雰囲気の異なる空間で滞在したくなる。
すべての客室にはバルコニーに開放的な温泉露天風呂が備わるのも嬉しい。しかも、客室の湯は同じ強羅温泉でも、展望露天風呂のそれとは異なる源泉から湯を引き込むというこだわりもみせる。眼前に迫る雄大な自然の息づかいを感じながら、大地の恵みを全身で享受する気分は最高のひと言。日がな一日、部屋のなかで何もせずに過ごすという贅沢を味わうのもいいだろう。
別館には「檜・岩・シルク」と異なるテーマで演出された3つの貸切風呂も用意される。どの貸切風呂もそれぞれに個性が際立ち、庭園を備えた広々とした空間は、優雅な非日常の雰囲気に包まれる。プライベートを重視しながら、強羅の情緒を独り占めしたい。そんな欲張りなゲストも納得のこだわりの湯だ。
-
全客室のバルコニーには温泉露天風呂を設置。山からの風をほおに受けながら、爽やかな入浴を堪能したい。
-
佳ら久ルームは2名専用でゆったり寛げる客室。和タイプは木立をテーマにした意匠で落ち着いた雰囲気に。
-
風がテーマの佳ら久ルームの洋タイプ。
-
客室では思い思いの時間を過ごしたい。
-
貸切風呂の一つ「岩の湯 」。強羅の岩をふんだんに用い 、自然の力強さを感じられる。
-
貸切風呂「シルクの湯」。温泉ではないが、マイクロバブルの白いベールがシルクのように身体全体を包み込み、リラクゼーション効果が期待できる。
-
天然檜特有の瑞々しい香りに満たされる貸切風呂「檜の湯」。
創造性あふれるこだわりの味を
眺望や温泉と共にもう一つ、佳ら久の真骨頂といえるのが、2つのダイニングでの食事だ。食材選びから盛り付けなど、細部にまで徹底的にこだわった渾身のひと皿で、ゲストをもてなしてくれる。本館4階ある「六つ喜」は、会席料理をベースに、四季が奏でる味覚を味わえるメインダイニング。開放的な空間からは窓の外に水のテラスや森のテラスを望み、その景観をも計算して盛り付けに採り入れた料理の美しさは圧巻。五感すべてを稼働して食の魅力を堪能したい。別館最上階の「十邑」は鉄板焼きを主としたグリルレストラン。店内中央の鉄板カウンターで、厳選された牛や地の野菜、近海で獲れた海産物などが豪快に調理される食材の持ち味を引き出すことを第一とし、ライブ感と共に至高の味わいで口福へと誘ってくれる。一切の妥協なく創造される旬の香り漂うこだわりの品々。季節を変えてまた訪れたくなる、佳ら久でいただく料理にはそんな力が宿っているようだ。
-
立地を見て発想を得たという前菜の器。「六つ喜」では窓の外の景色も料理の盛り付けの演出に欠かせない要素となっている。
-
六つ喜の名称には、五感とここでの体験の6つの要素で喜びを満たしたいとの思いが込められている。
-
目の前で繰り広げられる臨場感は鉄板焼きの醍醐味。
-
黒毛牛より刺しが少ない熊本産の赤牛は、ヘルシーで味もさっぱりしている。
※写真はイメージです。
-
十邑の朝食は鉄板で焼いたガレットやオムレツを提供。
※写真はイメージです。
-
5名のパティシエが六つ喜、十邑のスイーツを演出。
Information
箱根・強羅 佳ら久
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-8
TEL:0460-83-8860
https://www.gora-karaku.jp/
2021年3月31日(水)までの期間、開業記念宿泊プランをご用意しています。料金は2名1室1名あたり41,800円~(消費税・サービス料込・入湯税別途)となります。ご予約・詳細は上記ホテルまでご連絡ください。
歴史的名所に寄り添う非日常空間
京都悠洛ホテル 二条城別邸 Mギャラリー
2020年11月28日 OPEN
フランス・パリを拠点に世界110の国と地域に5000を超えるホテルを展開するアコー。そのプレミアムホテルブランドである「Mギャラリー」が、晩秋、日本における2つ目の拠点として京都・二条城前に登場する。
エントランスからロビーへと通じる小道。両サイドを鏡面仕上げにすることで、視界の先に広がる日本庭園が映り込み、非日常性をいっそう美しく演出する。
2つのMギャラリーの誕生
ラッフルズやフェアモント、ソフィテルなど、世界各国で数々の名だたるホテルを展開するアコー。様々な高級ホテルブランドを擁するなか、「Mギャラリー」は土地に由来するそれぞれのストーリーを持ち、そこでしかできない唯一無二の体験を提供することに特化したプレミアムホテルブランドである。
日本に初上陸を果たしたのは昨年4月のこと。京都・三条に「京都悠洛ホテルMギャラリー」が誕生し、和と洋を独創的に融合させた神秘的な佇まいのホテルとしてさっそく話題となった。この度、京都・二条城前に新たに登場する「京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー」は、わずか25室だけのスモールラグジュアリーホテル。三条のMギャラリーの別邸として、上質な非日常をコンセプトに、最上のおもてなしを求めるゲストを迎え入れるという。
ロケーションは二条城の外堀の対岸に。京都本来の静けさに包まれる街並みに調和しながら、歴史的な名所に寄り添うように佇む。館内のデザインは、世界的なデザイナーとして名高い橋本夕紀夫氏が手がけた。江戸幕府の終焉から近代日本の始まりを見守ってきた二条城と、その時代背景をデザインコンセプトに落とし込み、建築や館内装飾の随所において、深い歴史と時代の革新性を表現することに見事なまでに成功している。
エントランスを抜けた先、目の前には四季折々の表情を見せる日本庭園が広がる。全客室がこの美しい庭園に面しており、上品で落ち着いたインテリアにまとめられた客室では、窓の外に広がる豊かな自然を眺めながら、非日常の寛ぎを堪能することができるという。全客室が40m²以上と広々としているのも、ホテル内でゆったりと過ごす時間を大切にするゲストに最適だ。
二条城を織り成す美しい景観と共に、京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリーで是非とも堪能したいのが、館内のフレンチレストラン「Singular眞蔵」での創作フレンチだ。総料理長にミシュランスターシェフである大久保晋氏を迎え、生産者から受け継いだ和の食材を用いながら、伝統的なフレンチの技法を駆使し、独創的な発想で進化させたフランス料理でゲストをもてなすという。その渾身のひと皿にこそ、京都・二条城前のMギャラリーで得られる唯一無二の体験が凝縮しているといえるのではないだろうか。
-
バルコニーが備わるスイートルームは53m²と広く開放的。
-
自然の素材感が優しい印象を醸すロビー。大開放の窓から飛び込んでくる景観の美しさは格別だ。
-
ホテル外観は周囲の街並みと溶け込むようなデザインに。
-
「Singular眞蔵」のインテリアは和を感じながらもモダンな雰囲気に。創作フレンチを堪能するには最適な空間だ。
-
伝統的なフレンチを独自の解釈でイノベーティブに進化させた創作フレンチ。五感をフルに働かせ、シェフの創造の世界に浸りたい。
-
フレンチレストラン「Singular 眞蔵」でタクトを振るう大久保晋総料理長。アラン・デュカスやピエール・ガニェールのもとで研鑽を積んだ確かな実力を遺憾なく発揮する。
日本初のMギャラリー
京都悠洛ホテル Mギャラリー
京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリーよりひと足早く、昨年4月26日に日本初のMギャラリーとして誕生した「京都悠洛ホテルMギャラリー」。144室のスーペリアータイプの客室からなり、和洋が折衷したその独創的なデザインでさっそく古都の神秘的な隠れ家として人気を博している。立地するのは三条大橋のたもと、三条京阪駅より徒歩2分。祇園や河原町も程近く、観光やショッピングと共に、個性的なホテル滞在の醍醐味を堪能したい。
京都府京都市東山区大橋町 84
TEL 075-366-5800
日本料理「鷹庵」で味わう芸術 アマン京都
2020年4月1日 日本料理「鷹庵」OPEN
日本最古の都、奈良。数多くの世界遺産のある国際的な観光地でありながら、かねてからラグジュアリーホテルの不足が叫ばれていた場所。その奈良市の中心地に大きな期待とともに世界的なブランドであるJWマリオット・ホテル奈良が進出した。
日本芸術の由緒ある地にて、日本料理というひとつの文化を世界に発信する「鷹庵」。
本阿弥光悦ゆかりの地で「食」の芸術を味わう
緑濃い京都の森の奥深くを進むと現れる、プライベートリゾート・アマン京都。京都の北、中心地からは車で約30分。金閣寺からも程近い、左大文字山から続く鷹峯三山の麓に佇んでいる。約2万4千平方メートルの広い敷地を持ち、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、天然温泉を備えるスパ棟、そして、24室からなる客室棟と2つのパビリオン棟が点在する。
この地は江戸時代初期の芸術家、琳派の創始者として名高い本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えた場所として知られている。この地で光悦があらゆる分野の芸術家たちと共に新しい価値を生み出してきたように、ここ「鷹庵」でも食材、器、美術品との出会いを重んじながら、未来へとつながる新しい日本料理の美学を世界に発信している。厳選された旬の食材を、そのとき最もおいしい料理に仕立てている総料理長おまかせのテイスティングメニューを堪能したい。
アマン京都と出会った 食の芸術の伝道者
総料理長高木慎一朗氏とアマンとの出会いは、彼が2代目主人を務める「銭屋」をアマン京都の関係者が訪れ、その独創的な料理と、カウンター越しに味わうライブ感あふれる粋なおもてなしに感化されたことにはじまったという。「Land to Table」をコンセプトに、食を通して自然と一体となる体験をゲストへ提供するアマン京都と、自然の恵みを引き出しながら常に進化し続ける総料理長のビジョンが重なり合い、日本料理「鷹庵」でのダイニングエクスペリエンスを共により豊かに育んでいくこととなった。
「日本料理は、伝統工芸や伝統芸能と並ぶ、日本文化の重要なプラットフォームのひとつ。独自の美学を持つアマン京都という舞台で日本料理を昇華させ、日本文化の真髄に触れる新たな食の体験を提供します。そして、また戻りたいと思っていた だけるようなディスティネーションレストランを築いて参ります」と総料理長は語る。
-
京都の奥座敷。深き森の奥にひっそりとたたずむのが「アマン京都」(リビング棟)。
-
モダンでシンプルなインテリアの鷲ヶ峯パビリオン。
-
天然温泉の露天風呂を有するスパ施設。柔らかい光が差し込極上の癒しが用意されている。
-
一枚板のカウンターで、日本料理の粋を料理人と語らいながら味わいつくす「鷹庵」。
-
琳派の意匠を現代に繋ぐ作家 中村卓夫氏の器に盛られた握り寿司をいただく。
-
季節の旬の食材をその時最もおいしい調理法で提供している。
-
「鷹庵」総料理長 高木慎 一朗(たかぎ しんいちろう)京都の老舗懐石料亭「京都吉兆」で修業、独創性に富んだアイディアと心意気で、金沢の料亭「銭屋」をミシュラン2つ星レストランへと導く。
Information
アマン京都
京都府京都市北区大北山鷲峯町1番
TEL 075-496-1333
レストラン予約 075-496-1335
amankyoto.com
奈良初のラグジュアリーホテルへ JWマリオット・ホテル奈良
2020年7月22日 OPEN
日本最古の都、奈良。数多くの世界遺産のある国際的な観光地でありながら、かねてからラグジュアリーホテルの不足が叫ばれていていた場所。その奈良市の中心地に大きな期待とともに世界的ブランドであるJWマリオット・ホテルが進出した。
奈良の中心地に初となる国際的なラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル奈良」が進出 。ロビーには、奈良の美しい自然をイメージした絵画が掲げられている。
国際観光都市奈良の主役として
奈良県が進めているコンベンションセンターなどの大型複合開発事業の核として開業した「JWマリオット・ホテル奈良」。マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランド「JWマリオット」の日本初進出のホテルとなった。奈良は日本最古の都として、東大寺をはじめとする、20もの世界遺産を持ち、京都に並ぶ国際観光都市でありながら、以前より高級宿泊施設の不足が話題となっていた。そんなグローバルな旅行客のニーズの拡大に応えるべく、最高級のインターナショナルブランドのホテルが登場した。
そのデザインは、世界の名だたるラグジュアリーホテルでの経験を持つことで知られる、ロンドンの G.A Designが手掛けたもの。モダンさと便利さを兼ね備えた16室のスイートを含む158室のゲストルームが用意されている。また「JWマリオット・ホテル奈良」には世界から訪れる観光客・ビジネス客の様々な用途に応えられるように、つのレストランとロビーラウンジ・バー、24時間利用可能なフィットネスセンターやスパ、4つのバンケットルームなどがある。それぞれに奈良の美しい丘陵地帯からインスピレーションを得た、自然と芸術のエッセンスが取り入れられ、ゲストにこの上ない快適な環境を提供している。
古都の伝統と自然を取り入れた客室
16室のスイート、12室のエグゼクティブルームを含む158室のゲストルームは、温かいオレンジ色と自然な土褐色の色使いが施され、奈良で行われる伝統的な「若草山焼き」へのリスペクトを込めたもの。またホテル内各所にも奈良を象徴する鹿を取り入れたデザインが用いられているのも印象的だ。用意される二つのレストランのうち「校倉」では、鉄板焼き、会席、寿司の三つのスタイルの日本料理を提供。オールデイダイニング「シルクロードダイニング」は、古代の交易路をイメージした、革新的で国際色豊かな料理の数々で宿泊客をもてなしてくれる。
宿泊客の健康を維持するための、様々なプログラムを体験できるスパや屋内プールも用意され、国際的なカンファレンスなどにも対応する計640平方メートルの宴会場には、ボールルームと4つのミーティングルームも用意され、未来を担う重要な会議が行われる場所として、世界の注目を浴びる施設となっていくことだろう。
-
古都の建物や自然環境をイメージした落ち着いた配色の客室は、世界から訪れるVIPの心を癒してくれるだろう。(プレジデンシャルスイート)
-
客室には、伝統や自然を意識した様々なモニュメントやデザインが採用されている。(プレジデンシャルスイート)
-
「校倉」では、鉄板焼き、会席、寿司の三つのスタイルの日本料理が世界から訪れるゲストをもてなしてくれる。
-
オールデイダイニング「シルクロードダイニング」では、古代の交易路のイメージからインスピレーションを受けた、国際色豊かな料理の数々が提供される。
-
大きな鹿の絵が印象的なロビーバー・ラウンジ「フライングスタッグ」で寛ぎの時間を過ごすことが出来る。
-
フィットネスセンターや屋内プール、SPAなど、ゲストの心身のバランスをとれる施設も用意されている。
本島随一の透明度の海に隣接 ヒルトン沖縄瀬底リゾート
2020年7月1日 OPEN
那覇から車で約90分。本部町から瀬底大橋を渡る瀬底島。その島の西端、白い砂浜と透明度抜群の美しい海を持つ瀬底ビーチに面するという、極上のロケーションに「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」が誕生した。
沖縄有数の美しさを誇る瀬底ビーチまでは敷地から徒歩でアクセスできるのがビーチリゾートの最大の魅力。サンセットタイムは極上の時間だ。
離島の贅沢を存分に味わう
沖縄本島から橋を渡ってすぐに行くことのできる瀬底島。ほんの少し本島を離れただけで、海の色は劇的に変化する。車で集落を抜けて西に進むと、その透明度の高さと、美しい白い砂浜が、訪れる人を魅了する瀬底ビーチが見えてくる。手つかずの自然が残る瀬底島。左右に広がる目にも眩しい白い砂浜とエメラルドグリーンの海とのコントラストが美しい。目の前には水納島、伊江島のタッチュー(城山)の姿を臨み、水平線に沈む夕陽も鑑賞できるという沖縄の誇る絶景ポイントだ。沖縄本島の中でも希少なパウダーサンドの天然ビーチは、ただそこにいるだけで都会の疲れを癒してくれる。その美しいビーチに面し、本年、新たに完成したのが「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」。南国らしい充実した休日を過ごすにはこれ以上ないロケーションだ。
橋を渡った本部町からは、美ら海水族館や今帰仁城跡など、いくつもの観光スポットが近くに点在し、沖縄北部観光拠の点にも最適な場所。またツアーなどに参加して、本部にある渡久地港、本部港から船で水納島、伊江島などシュノーケリング、ダイビングに適したポイントに足を延ばすのもいい。しかし、最も贅沢なのはこのホテルの持つ極上の環境を楽しみ、最新の施設の中で、ゆっくりと何もせずに過ごすことかもしれない。
沈む夕陽を眺めながら過ごす贅沢
ヒルトン初の国内ビーチリゾートとなる、地上9階建て全298室の「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」には、瀬底島の美しい海や自然を存分に見渡せる客室の他、屋内外プール、スパ、料飲施設、ロビーラウンジ&バー、フィットネスセンターに宴会場などの充実した設備が備わり、リゾートライフを存分に楽しませてくれる。オールデイダイニング「アマハジ」で地元の伝統料理や国際的な料理を楽しんだり、夕陽の沈む時間に合わせて、プールサイドで家族一緒にバーベキューを楽しんだりするのもいい(夏季のみ)。ロビーラウンジや併設のバーからは美しい瀬底の海を見渡すこともできるので、コーヒーやカクテルを飲みながら、サンセットタイムを存分に堪能するのも良いだろう。今後はイタリアンレストラン「セマーレ」やステーキ&シーフード「シスクグリル」なども時期を見てオープンする予定。なおヒルトングループではより清潔な環境を宿泊客に提供するための高度な衛生基準である「ヒルトン・クリーンステイ」を導入。旅の安心と安全を約束してくれている。
-
客室によっては美しい瀬底の海とともに、伊江島の神秘的な城山(タッチュー)も臨むことが出来る。(King Premium Suite)
-
ビーチリゾートとしてこの上ない環境に建つ「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」テラスに置かれたデイベッドでゆったりとした時間を過ごしたい。(King Deluxe Suite)
-
プールサイドに隣接するオールデイダイニング「アマハジ」では地元食材をはじめとする新鮮な魚介や滋味あふれる旬の野菜を味わえる。
-
海に沈む夕陽を堪能しながらステーキ&シーフードを楽しめる「シスクグリル」。
-
館内の多くの施設から瀬底の海と自然を存分に味わうことが出来る。イタリアンレストラン「セマーレ」で充実のディナーを。
-
ラウンジや併設されたカウンターバー「ハナリ」からも瀬底の海を見渡すことが出来る。カクテルを傾けながら、大切な人との充実した時間を楽しもう。
東京の新ライフスタイルのアイコン mesm Tokyo, Autograph Collection
2020年4月27日 OPEN
竹芝のウォーターフロントに開発された「WATERS takeshiba」のタワー等高層階に立地。文化・芸術の発信拠点から、「mesm Tokyo, Autograph Collection (以下メズム東京)」はオリジナリティあふれる新しいライフスタイルを提案している。
ロビーでは目の前に広がる東京の絶景がゲストを迎えてくれる。
五感を心地よく魅了する体験を
目指すところは、都会のエネルギー とクリエイティビティが出会う東京のライフスタイルのアイコンとなること。「メズム東京、オートグラフコレクション(以下メズム東京)」は、「TOKYO WAVES」をコンセプトに掲げ、絶えず変化する東京の今に根ざしたサービスの提供やコンテンツの展開を通じ、ゲストにこれまでにない発見でもてなすラグジュアリーホテルだ。
竹芝という水辺の立地環境を最大限に生かした複合施設「ウォーターズ竹芝」のなか。劇団四季の専用劇場である「JR東日本四季劇場[春][秋]」に象徴されるように、ウォーターズ竹芝は文化・芸術の発信拠点として新たに開発され、メズム東京はその敷地内の特等席であるタワー棟の上層階にこの4月、誕生した。
客室は17階から26階部分にわたって全部で265室。8室あるスイートルームからは、隅田川からつながる東京のベイエリアと豊かな緑をたたえる浜離宮恩賜庭園をバルコニーから一望し、高層階ならではの魅力を存分に享受できる。ユニークなのは、ルームタイプ名に「章」や「節目」を意味する「チャプター」を採用していること。これにはホテルでの滞在が人生の大切な一章、または節目になって欲しいとの強い思いが込められているそうだ。
ルームタイプが4つのチャプターに分かれるなか、是非とも滞在したいのが、ホテル最上階に位置する「チャプター4 スイート リュクス」だ。最上級のラグジュアリー空間は広さが180m²にも及び、さらに60m²のバルコニーや、キッチン・ダイニングが備わるなど、想像する以上の開放感に包まれる。窓を開け放ち、爽やかな風を受けながらリビングのソファに腰をかけ、デジタルピアノ「プリヴィア」の奏でるメロディーに耳を傾ける。都心にありながらも喧騒とはかけはなれた非日常を極めた空間で、ゆったりとした時間の流れに身を委ねてみてはいかがだろうか。
躍動する東京の今を伝えることをテーマとしているだけあり、年間を通じて行われるイベントも充実する。ロビーでは毎日、新進気鋭のアーティストやパフォーマーによるショーケースが行われ、音楽やアートを通じて、進化する東京という土地との一体感を味わえるのもいい。いつ訪ねても新しい発見との出会いで五感が魅了されるメズム東京での滞在。これこそ東京のいまを象徴するホテルと言えるのではないだろうか。
-
「チャプター4 スイート リュクス」のバルコニーは都心の風景を独り占めできる特別な空間だ。
-
上質かつモダンなインテリアが印象的な「チャプター4 スイート リュクス」のリビング。足を一歩踏み込めば、そこが滞在そのものに価値を感じる空間であることに気づくはずだ。
-
「club mesm」はエグゼクティブクラス及びスイートルーム宿泊者専用のラウンジ。落ち着いた空間で寛ぎのひと時を過ごしたい。
-
毎日ロビーで行われる無料イベント「ショーケース」。気鋭のアーティストが出演し、ゲストのために特別な夜を演出する。
-
刺激に満ちたバー&ラウンジ「Whisk」。夜はバーに、昼は喫茶店感覚で利用したい。
-
絵画の世界を表現した様々なミクソロジードリンクを用意。
-
レストラン「Chef’s Theatre」では旬の食材にひと手間加え、こだわりのプレゼンテーションでゲストを美食の世界へと誘う。
-
オープンキッチンが構えるライブ感あふれる空間のなか、本格的なフレンチをカジュアルでリラックスした“ビストロノミー”スタイルで堪能したい。