un voyage à Paris 〜パリへ、優雅な旅の誘い〜

  • お気に入りのホテルに予約を入れたら、
    ショッピングや街歩きを気ままに楽しむ。
    そんなのんびりとした休日を、パリで。
    撮影:佐藤久

  • フォーブール=サントノーレ通りには高級ブティックが軒を連ねる。ウィンドウショッピングをするだけでも楽しい。

  • 夕刻を迎える頃のコンコルド広場。激動の歴史を歩んできた広場は現在、シャンゼリゼ通りの起点として多くの車で賑わう。

  • マレ地区で見つけた可愛らしい本屋。随所で見られるパリらしい街並みが魅力的。

  • ロジエ通りは日曜日で多くの人で賑わう。

  • ヴァンドーム広場は老舗ジュエラーが集うことであまりにも有名。

  • モンマルトルは今でも芸術家たちに愛されている。

  • パリの下町風情が溢れるモンマルトル。

  • お店のウィンドウを彩るカラフルなマカロン。

  • シャンゼリゼ通りから望む凱旋門。パリを象徴する風景の一つだ。

RELAIS & CHATEAUX
パリの華、ルレ・エ・シャトーの宿へ

とっておきの大人の隠れ家
Marquis Faubourg Saint Honoré
マルキ・フォーブール・サントノーレ

アンジェ通りに佇むホテル。夜になるとランタンの光に照らされ妖艶な雰囲気になる。

ほっと落ち着く邸宅スタイルのホテル

 フランスを発祥の地とするルレ・エ・シャトー。1954年、パリとニースを結ぶ国道7号上にあるオーベルジュのオーナーらによって設立された「レ・ルレ・ド・カンパーニュ(田舎の宿)」を始まりとする。個性あふれるホテルやレストランのみが加盟することを許され、わずか8軒から始まった組織も、現在、世界62の国と地域に約580のホテルとレストランが加盟。メンバーそれぞれが土地の風土に根ざした美しいライフスタイルや魅力を提供している。

 現在、パリ市内ではタイユヴァンやピエール・ガニェールなど7軒のレストランと4軒のホテルが加盟しているが、そのうちの一つ、2015年にメンバーの一員となった「マルキ・フォーブール・サントノーレ」は、こぢんまりとした高級邸宅スタイルのホテルとして異彩を放っている。

 ロケーションはパリ市内北西部。エリゼ宮とマドレーヌ寺院の中間、高級ブティックが軒を連ねるフォーブール=サントノーレ通りから一本入ったアンジェ通りに佇む。エントランスをほのかに照らすランタンの暖かな光が目印だ。

 18世紀に建てられた建物は、ホテルが入る前はタウンハウスとして、名だたる著名人が居を構えていたという。アメリカ独立戦争やフランス革命で活躍した政治家のラファイエット侯爵もその一人。「両大陸の英雄」と讃えられた偉人はこの地を終の住処として選んだ。さらに生理学者のフランソワ・マジャンディーや劇作家のサシャ・ギトリ、近年ではアカデミー賞を受賞した英国の俳優、ピーター・ユスティノフなども、ここに腰を落ち着かせてパリでの暮らしを謳歌したのである。

高級ブティックが集まるフォーブール=サントノーレ通り。ここから路地を一本入ったところにホテルはある。

  • ミケーレ・ボナン氏の手にかかると、書籍もインテリアを彩るキーアイテムになる。

著名デザイナーが手がけた
地に足のついたお洒落空間

 フォーブール=サントノーレ通りの華やぎとは異なり、ホテルのあるアンジェ通りはしっとりと落ち着いた空気が漂う。そんな周囲の環境と違和感なく調和する瀟洒な建物を前にすると、気心の知れた友人の邸宅に招かれたような気分になってくる。

 実際、館内に足を踏み入れると、優雅なラウンジはセンスの良い家具や調度品に囲まれ、まさに思い描くパリの高級邸宅のような雰囲気に満ちる。この上質な空間を創造したのは、インテリアデザイナーのミケーレ・ボナン氏。ルンガルノ・コレクションなどを手掛け、ラグジュアリー系デザインホテルの第一人者として知られる人物である。

 宮殿ホテルのような絢爛豪華さはもちろん、スーパーモダンなデザイナーズホテルのような斬新さもない。ただ、18世紀から続くタウンハウスの歴史に敬意を払い、今という時代のアクセントを加えて近代的にアップデートした空間は、過去と現在が絶妙なバランス感覚で交差し、何とも居心地が良い。

 全室スイートの構成となるが、客室はわずか15室という小さなホテル。小さいからこそ提供できるサービスは細部まで気配りがなされ、旅行客はもちろん、出張時に定宿として贔屓にするビジネスエグゼクティブも多いという。特別な環境のなか、暮らすような滞在を存分に体感してはいかがだろうか。

  • カッラーラ産の白大理石を使用した贅沢なバスルーム。

  • シックなトーンにまとめられたエグゼクティブ・スイート。大理石の暖炉などが上質な雰囲気を演出。

  • 採光を取り入れ開放的なマスター・スイートのリビング。

  • プライベートラウンジでは朝食のほか、日中は軽食やドリンクが用意される。

Information

Marquis Faubourg Saint Honoré
8 rue d`Anjou 75008 Paris
http://www.marquisfaubourgsainthonore.com/en

日本からのお問い合わせ

ルレ・エ・シャトー予約センター
TEL 0800-888-3326

パリ市内のシャトーホテル
Saint James Paris
サン・ジェームズ・パリ

ホテルのアイコンとなっている黒猫がゲストを迎えてくれる。

圧倒的な存在感を誇るネオクラシック様式の館

 ブローニュの森のほど近く。瀟洒な邸宅が並ぶパリ16区の高級住宅街に構える。パリ市内で唯一、門構えのあるシャトーホテルであり、塀と庭に囲まれた空間はまるでフランスの地方にあるシャトーのよう。市街地にありながらも喧騒とはかけ離れ、そこだけ時間が止まっているかのようでもある。

 このネオクラシック様式の館の建設は1892年まで遡る。当初、館は第2代フランス大統領アドルフ・ティエールの夫人によって設立されたティエール財団のシャトーとして建てられ、しばしの間、パリの優秀な奨学生のためのサロンとして使用されてきた。その後、パリにおける名門会員制クラブを経て、限られた人のための空間は、1991年、ついにホテルとして一般に解放されることになった。

  • どの客室もそれぞれに独特の世界観が広がる。

  • サロン時代の名残が随所に残る。

  • 壮麗な佇まいを見せるネオクラシック様式の館。ここがパリ16区とは信じがたい光景が広がる。かつてこの地にはパリで最初の熱気球飛行場があったという。

  • サロン時代の図書室を改装してできた「The Library Bar」。

  • 「Le Restaurant」では最優秀職人賞MOF のシェフ、ジャン=リュック・ロシャによる創造性豊かなメニューをいただける。

クレイジー・シックなデザインの世界へ

 足を踏み入れると、館内を彩る個性的なデザインに圧倒される。聞けば、インテリアデザインの巨匠アンドレ・プットマンが手掛けた空間に、型破りなスタイルで知られるデコレーターのバンビ・スローンが改装に手を加えたというから納得だ。ホテルの顔とも言える吹き抜けのエントランスホールにある階段は荘厳な雰囲気を醸し、49ある客室はどれも官能的でありながらもそれぞれに異なるデザインを施すというこだわり。バンビ・スローンが「クレイジー・シック」をテーマにしたという空間は、奇抜で、重厚で、ゴージャスで、チャーミングで、そして上品で…… と、ひと言で表現することはもはや不可能だ。

 1つ星を維持するメインダイニング「ザ・レストラン」で優雅にガストロノミーを堪能するもよし。ティエール財団が残した1万2000冊の書籍に囲まれた「ライブラリーバー」でオリジナルカクテルを傾けながら愛読書を読みふけるのもいい。何をしようが、ここで過ごす時間のすべてが、特別な記憶としていつまでも心に残ることだろう。

  • エメラルドグリーンをアクセントカラーに採用したジュニア・スイート。

  • 細部にまでこだわったデザインが印象的。

  • 植物や昆虫が部屋のデコレーションのテーマとなっている。

  • シックなトーンにまとめられたプレステージ・スイート。穏やかな時を過ごすには最適な空間だ。

  • 思わず感嘆の声がもれてしまうほどにゴージャスなエントラスホール。吹き抜けの空間には14m の高さからシャンデリアが吊され、空間を華やかに演出する。

Information

Saint James Paris
5 Place du Chancelier Adenauer 75116 Paris
http://www.saint-james-paris.com

日本からのお問い合わせ

ルレ・エ・シャトー予約センター
TEL 0800-888-3326

フランス旅行をより楽しんでもらうために

パリ空港(※1)の会員制サービス
マイ・ロイヤル・クラブ

パリの2つの国際空港で提供される会員制サービス「マイ・ロイヤル・クラブ」のメンバーになれば、飛行機に乗るための通過点に過ぎなかった空港が、とっておきの場所になるかもしれません。

アールを描く木目の天井が印象的なシャルル・ド・ゴール空港のターミナル2E 出発ロビー。

パリの空港は魅力がいっぱい

 ショッピングやグルメなどパリ観光の楽しみを挙げたらきりがありません。実は、パリの空の玄関口、シャルル・ド・ゴール空港は、そんな街の魅力が凝縮したスポットとして、ファッショニスタやグルマンから注目されています。

 ヨーロッパ最大級のハブ空港ということもあり、空港内の様々な施設が充実していることで知られます。ヨーロッパで初となるルイ・ヴィトンの空港店舗を持つなど、1000以上のブランドと280以上のショップがあり、そこはまさにショッピング天国のようです。

シャルル・ド・ゴール空港内のルイ・ヴィトンの店舗。
©Louis Vuitton Malletier

 グルメが充実するのは美食の国ならでは。ターミナル2Eにある「カフェ・エッフェル」もその一つです。昨年12月に装い新たにオープンしたカフェでは、ミッシェル・ロスタン氏がパリの代表的なバー料理を取り入れており、この他にもティエリー・マルクス氏によるレストラン「テッパン」やギィ・マルタン氏による「フレンチ・テイスト」など、ミシュラン・スターシェフ監修のレストランが次々と店を構えています。2020年までには8名のスターシェフによるレストランが出店する予定で、空港の美食化は留まることを知りません。

日本語対応が可能なVIP旅行客向けのサービスも

 空港滞在中の時間やフランス旅行をより楽しんでもらうためのサービスも用意されています。VIP旅行客を対象とした「マイ・ロイヤル・クラブ」です。世界で限定2000名、その内、日本では200名だけが享受できる特別な会員制サービスでは、他では味わえない観光サービスを提供しています(※2)。

 例えば、空港到着時や出発時、さらには乗り継ぎ時に、日本語対応のスタッフが個別に同行して、手荷物のお預かりや両替、免税手続き、セキュリティチェックの優先ルートのご案内などをするサービスもその一部です。また、広大な空港内で効率良くショッピングをするために、ファッション、化粧品、時計&ジュエリー、グルメ、ワインなど、各分野に特化した日本語対応可能なプロのパーソナルショッパーが興味に合わせて空港内を案内してくれます。これらのサービスは事前の予約やウィッシュリストでご希望の商品の事前手配も可能なので、計画的に、確実に、旅の醍醐味を満喫できるというわけです。

空港の外での会員限定特典も

 もちろん空港の外に出てのサービスも充実。ファッションショーの席やコンサートの最前席、バックヤードの手配などご要望に合わせたユニークなアクティビティをサポートしてくれます。また、フランスや日本で不定期に開催されるイベントへのご招待といったメンバー特典もあります。条件は年に1回はフランスに赴く方で、VIP層であると判断(※3)できるお客様であることだけ。限られた方にだけ許されたメンバーになって、次回のフランスへの旅を特別なものにしてはいかがでしょうか。

Ladurée Shop リニューアルオープンしたラデュレ・ショップ。可愛らしいマカロンが並び、お土産に最適なアイテムが充実する。

Service 空港外でもメンバーだけのサービスが享受できる。

TEPPAN スターシェフ、ティエリー・マルクスによるレストラン。市場からその日に届いた素材をフレンチの技法を交えて調理する。

※1 パリ空港は、シャルル・ド・ゴール空港、オルリー空港などの総称です。

※2 入会金や年会費は掛かりませんが、各サービスをご利用いただくと費用が発生します。

※3 お客様の会社名、役職、ご紹介者様からの情報をもとに判断いたします。

Information

マイ・ロイヤル・クラブ
TEL 03-6634-4789
contact@myroyalclub.fr